体臭

体臭は病院の何科に行くべき?ニオイ別に受診する科を変えましょう

自分の身体のニオイはなかなか自分では気がつかず、デリケートな問題なので人からも指摘されにくいと思います。ですから、汗を拭いたり抗菌仕様の洗濯用石鹸を使ったりと、消臭剤、デオドラントを使うなど、なにかと気にかけて予防やケアをしている人も少なくないでしょう。それでも体臭が気になるようでしたら、それは身体からの何らかのサインかもしれません。病気を患うと、その臓器が正しい働きができなくなり、普段と違った体臭がすることがあるようです。そんな時は病院に行って一度相談してみてはいかがでしょうか?

2018年08月12日更新

ニオイペディア編集部

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体臭は病院の何科に行けばいいのか

体臭は病院の何科に行けばいいのか
ただ単に汗にふくまれた成分と垢や皮脂が混ざり合い、雑菌が繁殖することによる、いわゆる汗臭さの体臭から、甘酸っぱいニオイ、アンモニアのニオイなどさまざまな体臭があります。

身体の中ではさまざまな臓器が、解毒や消化をする働きをしています。病気を患ったことでそうした機能が上手く働かないと、身体の中で発酵をしたり、変化を起こしたり、食べ物のニオイを消しきれなかったりします。

それが血液に混じることによって体内をめぐり、やがて汗とともに皮膚から身体の外へ出ることによって、独特の体臭の原因となります。どんなニオイがしたら、どんな病気の可能性があって、何科を受診したらよいのか紹介します。

ワキガ

玉ねぎや香辛料のクミンのような体臭です。皮膚科、形成外科、美容外科などを受診しましょう。

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甘酸っぱい体臭

糖尿病の可能性が考えられます。内科、内分泌科、内分泌代謝科などを受診しましょう。

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尿のようなアンモニア臭の体臭

腎臓疾患のおそれ。内科、泌尿器科などを受診しましょう。

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生臭い体臭

肺や大腸系の疾患が疑われます。肺の疾患なら内科、内科、呼吸器内科などを受診しましょう。大腸系の疾患なら内科、胃腸科、消化器内科などを受診しましょう。

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ドブやカビのような体臭

肝機能が低下しているかもしれません。内科、消化器内科などを受診しましょう。

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卵の腐ったような体臭

胃腸の病気の可能性があります。内科、胃腸科、消化器内科などを受診しましょう。

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便臭

文字通り、便秘の場合が考えられます。内科、消化器内科などを受診しましょう。

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脂が酸化したような体臭

脂漏性皮膚炎が考えられます。皮膚科などを受診しましょう。

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魚のような生臭い体臭

魚臭症が考えられます。まだ、根本的な治療方法は確立されていないそうですが、魚臭症かどうかは尿検査で調べることができるようです。

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汗臭さ

甲状腺機能亢進症の可能性が考えられます。内科、内分泌科、内分泌代謝科などを受診しましょう。

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体臭は病院の何科に行けばいいのか
主に、このような体臭を含むニオイは病気と関係あるようですが、素人の見立てでどこが悪い、何科を受診するか決めるというのはなかなか難しいものです。思い込みでほかの病気を見落としてしまうということにもなりかねません。総合病院でまずは相談してみるのがいいかもしれません。また、病院によっては専門の先生がいる場合もあります。

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ニオイがしない、体臭に関する病気も!?

また、几帳面な人や、潔癖な人、完璧主義なひとや他人の目が気になるというひとは自臭症という病気にかかりやすいそうです。自臭症は自己臭症や自己臭恐怖症とも呼ばれる、嗅覚による幻覚です。実際にキツイ体臭があり、それが気になるというのは自臭症にはあたりません。

自臭症、自己臭症、自己臭恐怖症の場合は精神科などで診てもらうことができます。

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体臭や口臭は誰にでもある

体臭や口臭は誰にでもある
エチケットとして体臭や口臭を気にするということは大切なことです。消臭剤、デオドラントや使い捨ての汗拭きなどを使ってケアをしたり予防をするというのは大切なことでしょう。しかし、人を不快にしない程度の体臭や口臭というのは誰にでもあるものです。

最低限の予防やケア、日々の入浴やシャワー、下着や肌着を清潔に保つなどは必要なことですが、それ以上に気にし過ぎるというのは、それもまた健康とはいえません。そのようなケアをしているにも関わらず、やはり体臭が気になるという場合は、今回挙げたような病気の可能性もありますので、まずは電話などで総合病院に相談してみてください。

とはいえ、全員が全員病気であるわけではありません。まずは、食事の改善やサプリメントの摂取など手頃にできる対策からはじめて、内側からのニオイケアを行ってみてはいかがでしょうか。

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まとめ

  • 臭いの種類によって考えられる病気も変わる
  • 実際は体臭がないのに、やたら自分だけ気にしてしまう自臭症、自己臭症、自己臭恐怖症の可能性もある
  • まずはサプリメントンなどのデオドラント商品や食事改善などで内側からのケアをしてみましょう
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