おなら・便臭

便臭が原因で口臭も体臭も臭くなる!?腸内環境でニオイが左右されるって本当?

腸内の環境が悪いと便臭や口臭の原因になります。ニオイはスメルハラスメントと呼ばれるくらいに社会問題化しているのが現状です。こうした便臭の原因を検証し、どのような対策をとれば良いかを解説します。「今まで気にならなかった便臭が、最近はとても気になる」「便臭がするので体調が心配だ!」と思っている人は必見です。

便臭 原因

2019年03月18日更新

ニオイペディア編集部

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ニオイが気になって外出先でトイレに入れない!便臭がきつい原因は腸内環境の悪化?

ニオイが気になって外出先でトイレに入れない!便臭がきつい原因は腸内環境の悪化?
自分の便やおならが「とても臭くて気になる」という人は多くいます。外出先でトイレにいくことができないほどの臭さであれば、体のなかで何か異常が発生している可能性もあるでしょう。

また、こうした強烈な便臭は日常生活の中で障害になる場合があり、対人関係にも悪影響を及ぼします。

便のニオイは腸内環境のあらわれ

便臭やおならのニオイ成分は、腸内で作られています。つまり、そのニオイは腸内環境に左右されているということです。そのため、ニオイは人それぞれで、無臭な人もいれば、気にならないようなニオイの人、鼻がツンとするような少し酸っぱいようなニオイ、あるいは食べ物の腐敗臭がする人などさまざまにいます。

このように、便臭やおならは腸内細菌が作りあげた腐敗臭が根本的な原因なのです。

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便臭がきついと口臭・体臭にも影響が!

便臭がきついと口臭・体臭にも影響が!
便臭がきつい人は、既に口臭や体臭にも影響が出ている事がほとんどです。これらの関係性を詳しく検証していきましょう。知らないうちに、口臭や体臭が便のようなニオイになっていたら、仕事やプライベートに悪影響を与えかねません。

便臭と口臭の関係

体臭と同様に、口からも便臭がしてしまうこともあります。職場や友達との食事の時など、案外顔を近づけて話すことは多く、恥ずかしいですよね。口臭には、口腔内に残った食べ物の腐敗臭が原因のものと、腸内の産物が腐敗して生じる腐敗臭の2種類の原因があります。ここでは、腸に蓄積された便による腐敗臭について検証します。

本来、腸にたまった便やおならは体にとって“不要なもの”として肛門から排出されるものですが、便秘などの理由で、肛門から排出されないと、逃げ場を失い、腸から逆戻りして口臭としてニオイがでてしまうことがあります。

腸内環境が悪いせいで便秘となっていれば、便臭もきつくなっており、そのニオイが口からでてしまうため、口臭もずいぶんと便臭くなるため注意が必要です。

体臭が便臭くなる原因

便臭がひどいだけならまだしも、腸内環境を乱れたまま放置しつづけると、体臭も便臭くなることがあります。

ちなみに、赤ちゃんの腸内は善玉菌がほとんどを占めているため便も無臭ですが、年齢を重ねるごとに、善玉菌よりも悪玉菌のほうが増え続けるため、腸内環境ら悪化します。そのため、中高年間近になる頃には、便臭が気になりだす人も多いのです。

便秘で腸内に長時間便がたまっていたり、酸性腐敗便が発生していたりすると、腸壁が水分や必要な栄養を吸収するのと同じように、そのニオイ成分を吸収してしまうことがあります。そうすると、便臭の成分が血液へ流れ込み、体中を循環してしまい、汗腺を介して便臭が漂ってしまうことがあります。

便の状態から体調管理

便の状態から体調管理
健康管理をする時の一番の目安は、自分の便の状態を把握しておくことです。理想の便の状態は「バナナ状の便」です。ですが、体調に異変がある場合、便臭だけでなく、便の形状にも違いが現れます。

ニオイがきつい、不快感のある便臭

腸内環境が少し乱れており、便臭にもあらわれています。この場合、ニオイがきついだけでなく、便の形状にも乱れが生じている場合があるため、同時に便の様子も観察してみましょう。

便が細長い

食事の量自体が足りておらず、排便がしきれていない状態です。便が腸内に長時間とどまり、ニオイが発生しています。ダイエット中の女性や、老人に多い症状です。

対策としては、過度なダイエットを避け、食事量を増やすと改善されやすくなるでしょう。また、老人の場合は加齢により腸の蠕動運動が乱れてしまうことから起こりやすくなるため、腸の動きを活発にするような軽い運動などをすると良いでしょう。

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ねっとり便

食物繊維が不足している状態です。さらに、肉類などの脂肪分が多く摂取していても、ねっとりしやすくなります。食生活が乱れている人に多い症状です。食物繊維を積極的に摂取して、脂肪分を抑制するなどを中心に食生活を整えていくことが大切です。

コロコロ便

腸内環境が悪く、便秘になっています。コロコロ便は、いきむ時などに過度にいきみ、肛門が裂けて切れ痔になりやすくなるでしょう。そのため、トイレに行くのが不安になり、余計に便秘症状が進行してしまいます。

対策としては、水分を1日2リットルは飲むように心がけ、海藻類やきのこ類などをはじめとした水溶性食物繊維が豊富な食材を選んで食事をとることをおすすめします。また、腸内を良い環境にしてくれる乳酸菌を積極的に摂取することもおすすめです。

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下痢とコロコロ便

下痢とコロコロとした便を繰り返している、あるいはコロコロとした便がでたすぐ後に下痢状の便が続いてでるような場合は、ストレス性の便秘や過敏性腸症候群の可能性があります。

この症状は、心がいつもとは違う緊張や不安、プレッシャーなどがかかると腸が敏感に反応してしまいます。まさに、腸が心の代わりに自分の体調を訴えているようですね。ストレス社会である日本人が、かかりやすく20代〜40代の働き盛りに多く見られます。

対策としては、原因であるストレスを軽減させることが大切です。仕事や人間関係のストレスならば、趣味などで気分転換をするなどしましょう。

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鼻にツンとくるニオイの便

食べた物が腸内で腐り、便が強い酸性となっている酸性腐敗便の可能性があります。食事の量や質、消化機能が十分に働かなかったなどの理由で、消化が十分に行われず、腸内で食べ物が腐敗してしまうため、酸性腐敗便となります。とても腸内環境が悪化していることが推測できます。

また、肉や豆などのタンパク質を過剰に摂取してしまうと、腐敗しやすい「スカトール」や「インドール」に分解されてしまうため、より一層ニオイのある便臭やおならが発生しやすくなるでしょう。

他にも、ニンニク料理などを食べた後もニオイのある便臭が発生しやすくなります。食生活が欧米化・多様化しつつある現代において、日本人の中には便臭悩みを抱えている人は意外に多いのです。

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便臭が異常に臭い

トイレにいられない、気分が悪くなる、そんな異常なほどの便臭はより重大な病気が原因かもしれません。病気を疑う場合、ニオイだけでなく次の症状も併発していることがあるので確認が必要です。

  • 血液や粘液が混じっている
  • 便器の水に脂が浮いている(膵臓疾患)
  • 水のような下痢便
  • 下痢と便秘を繰り返す

また、今病気でなくとも、放置しておくことで病気のリスクも高まりますし、自分の力で排便できないような病気となる恐れもあります。医療機関に相談するようにしましょう。

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便臭が臭くならない方法はある?

便臭が臭くならない方法はある?
便臭は、腸内環境の乱れや欧米化した食生活、ストレスなどによる便秘などのあらゆる原因が考えられました。このように便秘の原因を踏まえると、以下のようないくつかの対策があげられます。それぞれ詳しく検証していきましょう。

便臭を抑える特効薬はない?

残念ながら、便臭を抑えるような特効薬はありません。ですから、便臭悩みで医師に相談しても、便臭に特化した薬を処方してもらえることはないのです。

また、市販薬にも便臭を抑える特効薬はありません。ですが、便臭のことを医師や薬剤師に相談すれば、腸内環境の悪さを悟って便秘を緩和する整腸剤などの薬を販売したり、処方したりするケースはあるでしょう。

こうしたことから、便臭を抑えるには食生活や日常生活を見直すことが一番の方法となります。

便臭を抑える食生活のポイント

便臭を抑えるには、なんといっても食生活を見直す必要があるでしょう。以下のような項目を厳守した生活が便臭を抑制するポイントです。

食物繊維を十分に摂取する

食物繊維を十分に摂取することは、便の材料にもなるでしょう。なるべくならば、キノコ類などの水溶性食物繊維を積極的に摂取して、便秘の原因となるコロコロ便にならないようにしたいものです。

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善玉菌を増やす食生活

腸内は、善玉菌と悪玉菌がバランスよく保たれていることが理想です。悪玉菌が優勢になってしまうと、腸内は腐敗した状態になり、便臭やおならがきつくなるのです。常に、善玉菌優勢の腸内環境を保つ努力が必要でしょう。

善玉菌を増やすには、ビフィズス菌豊富なヨーグルト、納豆、乳酸菌飲料などを適度に摂取することが大切です。

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タンパク質中心の食事は控える

タンパク質過剰な食生活は、腸内に腐敗物質を増加させやすくしてしまいます。特に、肉などの動物性タンパク質は、腸内に悪玉菌を増加させてしまいがちです。そのために便臭が発生しやすくなるでしょう。便臭が気になるならば、外食先で肉メニューを控えたり、野菜サラダを注文したりしましょう。

しかし、体の成長や維持に不可欠なタンパク質を極端に控えすぎてしまうのは体調を崩してしまいます。そのような偏りを防ぐためには、豆腐などの植物性タンパク質をとるように意識しましょう。

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緑色野菜を積極的に摂取する

ほうれん草や小松菜、チンゲンサイなどの緑色野菜を積極的に摂取するようにしましょう。これらに含まれている成分には、「クロロフィル」が含有されています。

クロロフィルは、腸壁に付着している有害な臭い物質を剥がす効果をもたらします。また、クロロフィルが分解されると銅や鉄イオンなどが含まれる消臭作用の高い「クロロフィリン」に変化するため、便臭を抑制してくれるでしょう。クロロフィル自体は、口臭予防のガムなどに使用されることが多いですが、便臭にも効果をもたらしてくれます。

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無理なダイエットはやめる

食事制限だけで痩せるようなダイエットは控えたほうが良いでしょう。ダイエット中は、極度な食事制限により便になる材料がなくなるわけですから、便の量が少なくなり、便臭の元となる便秘にもなりやすいでしょう。

また、ダイエットにより、胃腸などの働きが悪くなることもあります。胃が悪いと胃の中から腐敗臭を放ちやすくなり、口臭にもつながります。ダイエットして綺麗になれるはずが、便臭や口臭でけんえんされてしまうのは本末転倒ですよね。

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よく噛んで食べる

口の中でよく噛むことは、消化酵素を含有する唾液がたくさん分泌することになります。あらかじめ口腔内でしっかりと消化された食物は、腸内では腐敗しにくく、便臭を抑制させることができるでしょう。

便臭を抑える生活習慣のポイント

便臭を抑えるには、食生活の他にも気をつけるべき生活習慣のポイントがあります。次のような点に気をつけて1日の生活習慣を見直してみましょう。

ストレスをためない

胃の中にはペプシンという消化酵素が存在します。何らかのストレスがかかると、このペプシンの分泌が鈍くなり、食べ物の腐敗が起きやすくなります。これにより、便臭のような口臭が発生しやすくなります。

さらに、ストレスは腸のぜん動運動を鈍くさせて便通を悪化させます。いつまでも便が腸の中に停滞するため、腐敗が進み、便臭を発生させてしまうでしょう。

こうしたペプシン不足や腸の働き不足を抑制するためにも、適度なストレス解消を取り入れてください。有効なストレス解消法は、趣味を満喫するのも良いですが、悩みを相談できる相手を探し、話を聞いてもらうことでもストレスの緩和が見込めます。

適度な運動

腹筋が弱くなると、腸自体の働きが鈍くなります。運動不足を解消して腸の働きを活発にするようにしましょう。ハードな運動でなくても、複式呼吸で腹筋を強化できるようヨガなどを取り入れるのも良いですね。

便臭が気になるならサプリも活用

便臭を抑える特効薬はありませんが、サプリメントなどで内側から便臭を抑えることは可能です。毎日継続することで、やがて便臭が緩和され、外出先でも便臭が気にならずに堂々と用が足せるようになるでしょう。

この場合、消臭効果のあるサプリを活用することになります。その中でもおすすめしたいのが、“臭ピタッ!”というサプリメントです。臭ピタッ!は、リフレッシュ作用である“フィトンチッド効果”を用いたサプリメントです。

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便臭の原因を理解して完璧な対策を!

便臭の原因は、不規則な食生活を主に、運動不足やストレスが重なって発症してしまうでしょう。残念ながら、便臭に対しての特効薬は存在しないため、生活習慣の見直しやサプリメントなどで、効率良くニオイ対策をすることがベストな便臭対策と言えるのです。

便臭が無くなれば、職場やプライベートでの人間関係を円滑にする自信にもつながるでしょう。

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