口臭は乾燥が原因!?4つの予防法で唾液を増やしましょう
自分の口臭が他人にとって不快に感じられているかどうかというのは誰しも一度は気にしますよね。 そんな口臭が実は口の中の乾燥によって起こっているのをご存知でしょうか。 今回は口臭と乾燥の関係性とその解決策をご説明いたします。
2017年08月25日更新
この記事の目次♪
口の中が乾燥すると何が起こる?
口臭が臭くなる原因はいくつかありますが、その内の1つが口内に存在します。食事を取った際に歯の隙間などに食べ物が残り、その食べかすからガスが発生して口臭が臭くなります。
この食べかすは普段ならガスを発生させる事はほとんどありません。食べかすからガスが発生するのは、その食べかすから細菌が繁殖するからです。普通なら唾液によってこの細菌の活動は制限されています。
唾液には酸素と酵素が含まれているため、唾液だけで口内の殺菌と抗菌が同時に行われているからです。しかし何らかの理由で唾液が通常よりも分泌されなくなると、食べかすから細菌が増殖して臭い口臭を作り出す事になるのです。
つまり唾液が分泌されないほど口の中が乾燥すると、それだけで臭い口臭になってしまうのです。
乾燥による口臭の予防方法
唾液が口臭の予防を担っているわけですから、口臭を防ぐためには唾液が無い乾燥状態を予防する必要があるわけです。今回は誰でも簡単にできる予防策を4つご紹介します。
1. 口呼吸はダメ!鼻呼吸を意識して
当然ですが口呼吸をすればその分口内が外気に触れる事になるので乾燥しやすくなります。基本的に鼻呼吸をするようにしてください。そんなの普通の事じゃないかと思うかもしれませんが、無意識に口呼吸している可能性のある時間帯が存在します。それは睡眠時です。
朝起きた時に口臭が強いなと感じた事はありませんか。その場合寝ている時に口呼吸をして口内が乾燥しているのです。
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鼻呼吸ができない原因は鼻詰まりが主ですので、病院で診てもらうのが1番です。もしも鼻に問題がないのに口呼吸をしてしまう場合は舌や顎の筋肉が弱くなっています。あいうべ体操という口の筋肉を鍛える体操があります。
文字通り「あー、いー、うー、べー」というだけの体操ですので試してみてください。
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2. 水分補給
唾液も水分の1つですから当然ですが水分補給を欠かさず行うようにすれば乾燥予防になります。お勧めは真っさらな水を飲むようにする事です。お茶やコーヒーなどには利尿効果を含む成分もあるため、せっかく水分補給をしたのに尿として体外に排出されてしまいます。
またジュースなども臭いが口の中に残りやすく、ジュースの臭いと口臭の匂いが混ざってさらに臭く感じるケースもあり得ます。口臭が強い時はできる限り真水を摂取するようにしましょう。
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3. 舌ケアのやりすぎは逆効果
口臭が臭くなる原因として舌に白い汚れが付着している状態が挙げられる事もあります。これは確かに口臭が強くなる原因の1つになっていますが、歯ブラシなどでゴシゴシと取り除こうとするのは逆効果ですので止めましょう。
歯ブラシで舌を磨くと舌乳頭や味覚細胞などを傷つけ、舌の健康を損なう事の方が多いです。舌苔自体も異常な量が発生していない限りは問題ないとされているのでそこまで気にしない様にしましょう。
どうしても舌苔が気になる方は水を使った簡単なケアで済ませるようにしてください。水を含んだ状態で舌を口の天井に擦り付けるようにするだけです。舌苔対策の舌ケアはこの程度で十分なのです。
4. よく噛んで食べる
よく噛んで食べる事で唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す様にしましょう。食べ物を食べる時の注意点ではありますが、噛む事で唾液の分泌を促す事ができるため、食後にガムを噛むのも有効的です。
口臭の原因として口の乾燥に重点を置いていますが、もちろん胃の中や腸の中で消化不良を起こして口臭が臭くなるケースも存在します。よく噛んで食べる事はこのケースでの口臭を予防する事もできるので、最も簡単かつ効果的な口臭予防になります。
時間に余裕がある場合にはよく噛んで食べるようにしましょう。
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まとめ
- 唾液が分泌されないほど口の中が乾燥すると、それだけで臭い口臭になってしまう。
- 口呼吸をすればその分口内が外気に触れる事になるので乾燥しやすくなるため、鼻呼吸をする。
- 口臭が強い時はできる限り真水を摂取する。
- どうしても舌苔が気になる方は水を使った簡単なケアで済ませるようにする。
- よく噛んで食べる事で唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す様にしましょう。