口臭対策のカギは唾液?ガムの効果とオススメな種類
口臭対策にガムは効くのでしょうか。最近様々な口臭や虫歯予防のガムの商品が増えてきています。最近はトクホ認定の機能性ガムも売れています。 ガムを噛む口臭対策は「意味がない」とも言われますが、種類選びさえ間違えなければ口の臭いを防ぐのに有効です。 口臭対策になるガムの種類やおすすめ成分、逆効果になる要注意成分について、分かったことをお伝えします。
2016年06月21日更新
口臭対策にガムは効く?逆効果?
「ガム=お菓子」と思っていたら大間違いです。今はガムもトクホ(特定保健用食品)に認定される時代で、単なるスィーツ以上の健康効果が期待できます。特に最近、改めて見直されているのがガムの口臭対策効果です。
昔から焼肉屋さんでは食後のお客さんにガムを配るサービスを行っていますが、ガムに口臭予防、改善効果があることは間違いありません。事実、ガムを噛むと口の中が爽やかになりますよね。
ただ甘いだけのガムもありますが、爽快感を得られるテイスト、成分のものを選べば外出先でも手軽に口臭をカバーすることが可能です。もはやガムは子供のためのお菓子とは言えません。機能性を求めてガムを購入する成人が増え、大人用のガムが次々に発売されています。
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ガムの3つの口臭対策作用
なぜ、ガムを噛むだけで口の中の嫌な臭いをカバーすることができるのでしょうか。ガムは唾液の分泌量を増やすことができるので、ただ噛んでいるだけで口内を清潔にすることが可能です。唾液には抗菌作用、洗浄作用があるので、口の中が唾液で満たされていれば自動クリーニングされます。
反対に緊張やストレスで口の中が乾いていると、汚れがいつまでも内部に留まり、細菌が増えてしまいます。唾液の分泌量を増やすことのできるガムはドライマウス症候群の口臭対策にもぴったりです。酸性に傾いた口内を中和する緩衝作用も見逃せません。
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口臭がきつくなるガムのNG成分
口臭対策のためにガムを選ぶなら、砂糖や人工香料を多く含むものを避けるべきです。
砂糖がたっぷり入ったガムは、噛み終わったあとも口内に糖分が長く残りますので、細菌が繁殖しやすくなります。噛んでいる間は口臭を軽くすることができますが、時間が経つと口臭がかえってきつくなることも。
口臭が強くなる虫歯の原因にもなるので、要注意です。香水がワキガ臭対策に逆効果なように、人工香料も口臭とブレンドされ強烈な異臭になることがあります。口から不快臭を撒き散らかさないよう、人工的な香りでごまかしているだけのガムは選ばないほうが無難です。
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トクホ認定ガムも!おすすめの口臭対策用ガム
口臭対策ガムの種類の中でもおすすめなのは、キシリトールやマルチトールなど虫歯になりにくい天然甘味料が使われている製品です。お砂糖は虫歯菌の栄養になってしまう上、歯を溶けやすくします。「虫歯を予防したいならなるべく歯と砂糖を接触させないこと」と断言する歯科医も少なくありません。
ガムを噛んだ直後に歯を磨く方はほとんどいません。歯を磨く代わりにガムを噛むケースが多いはずです。
砂糖入りのガムだとおやつを食べたあと、食べっぱなしにしているようなものです。歯に残った砂糖が、着実に虫歯発生率を高めてしまいます。虫歯菌が歯や神経を腐らせた時に放たれる臭いは、想像以上に強烈です。歯を磨いても虫歯が治るまで口臭を防ぐことができませんから、そもそも虫歯を作らないことが最高の口臭対策になります。
口臭対策、虫歯対策にぴったりのトクホ認定ガムにも、天然甘味料のキシリトールが使われています。キシリトールの他、歯の再石灰化を促す成分も配合しているトクホガムが増えていますので、ぜひ活用していきましょう。
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まとめ
- ガムが口臭対策に効くのは、抗菌作用、洗浄作用、緩衝作用に優れているため
- 砂糖、人工香料が使われているガムは口臭対策に不向き
- 口臭対策、虫歯対策に効くトクホ認定ガムには、キシリトールと再石灰化を促す成分が配合