口臭・ブレスケア

寝起きの嫌な口臭の対策法はある?爽やかに起きるためのポイント

寝起きの口臭って、とても気になる臭いの一つ。 寝る前に歯磨きしても、改善しない寝起きの口臭。原因と対策についてまとめました。

2016年11月01日更新

ニオイペディア編集部

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寝起きの口臭がきつくなる原因

寝起き 口臭
私達の口の中には常に細菌が定住していますが、その中の嫌気性菌という菌が、食べかすなどを分解する際に発生させるガスが口臭の原因。このガスは温泉場の硫黄成分に似ているため、不快な臭いになります。

口の中の細菌は、食後3時間を過ぎると急激に数が増え、8時間後にその数はピークを迎えます。日中起きている間は、水分補給や歯磨きなどでケアができますが、寝ている間は唾液量が減少することが最大の原因。唾液は悪玉菌を殺菌する働きがありますので、寝ている間は口臭の原因菌が活発になってしまいます。

また寝ている間は口の動きも少なくなりますので、口内の唾液の流れが悪く、本来ならば胃に流れるはずの細菌が口内に溜まった状態。そのため口の中が粘つき、寝起きの口臭原因となります。

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寝起きの口臭対策

寝起き 口臭
それでは、寝起きの嫌な口臭対策を見ていきましょう。

前日の夜にできること

まずは、前夜の歯磨きです。しかし多くの方が歯を磨いても寝起きの口臭がきつく、効果を感じないことがありますよね。その悩みは丁寧な歯磨きをすれば改善が可能です。

口内の細菌は睡眠中が最も繁殖しやすいため、寝る前の歯磨きでしっかり細菌の数を減らすことが大切。歯ブラシでも綺麗にとれない歯間の食べかすなどはデンタルフロスを使い、しっかり仕上げをしましょう。

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そして気になるのが舌苔(ぜったい)。舌につく苔には細菌が繁殖しやすい為、歯磨きと同時に舌も綺麗に磨くこと。

また、寝る前に水分補給することも効果的な方法の1つ。喉が渇いた状態では唾液の分泌も十分ではありません。

そして口臭の原因になるアルコール成分の過剰摂取を避けることや、質の高い睡眠をとりストレスを解消するなど、あらゆる面から口臭対策にアプローチしてみましょう。

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におう朝にできること

寝起きで口臭がきつい時は、いつもよりも多めに歯磨き粉を使い、同様にマウスウォッシュで口内の細菌のバランスを整えることも効果的。しかしこれらの方法は一時的な対策なので、根本的に改善するには唾液の分泌を活発にすることが大切です。

そこでオススメなのがキシリトールガム。ガムを噛むと唾液量が増加する為、口内細菌のバランスを整える効果があります。

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また朝起きて洗顔をする際に、同時に唾液腺のマッサージもオススメ。耳の前の耳下腺(じかせん)と顎の下にある舌下線(ぜっかせん)をマッサージすると唾液の分泌量が多くなりますよ。

唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージ
引用元:口臭の予防第一三共ヘルスケア

 
また顔の筋肉を動かして口輪筋を活発にすれば、さら唾液も多く分泌され口臭予防にメリットになりますのでぜひ参考にしてくださいね。

根本的な原因の対策をするには?

サプリイメージ画像
朝忙しくて口臭ケアができない方。日頃の生活習慣や食生活により、臭い菌が発生しやすい体質の方など原因は色々です。根本を改善しない事には、きつい口臭から解放されない為、そこでサプリメントが大変活躍するのです。

口臭を改善するサプリメントは色々な種類がありますが、悪玉菌を善玉菌にかえる働きがあるサプリがオススメ。寝る前や歯磨き後でも使えるタイプなら、一日口臭ケアができるので安心ですね。

寝起きの口臭は原因を突き止めるのも簡単ではありません。間違った対策を続けていても効果がない為、そんな時にもサプリメントで根本から改善する方法が効果的ですよ。

口臭は歯槽膿漏などが原因になる場合もありますので、定期的な歯科検診は必ず受けましょう。

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まとめ

  • 寝起きの口臭原因は、寝ている間に口臭の原因菌が活発になっているから。
  • 寝る前に、磨きと同時に舌も綺麗に磨いたり、寝る前に水分補給することも効果的。
  • マッサージやキシリトールガムで唾液の分泌を活発にすることが大切
  • 悪玉菌を善玉菌にかえる働きがあるサプリは、口臭ケアに便利。
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