口臭予防の正しい歯磨き方法とは?歯間ブラシとフロスでより効果的に!
口臭対策の基本は、しっかりと歯磨きを行うことです。ただし、力を入れてごしごしと磨けばいいというものではありません。下手に力を入れてしまうと歯茎を傷つけてしまう場合もあるので、優しくピンポイントに歯石をとるよう気を付ける事が大切です。正しい歯磨き方法や口腔ケアをマスターしましょう。
2018年08月08日更新
この記事の目次♪
歯ブラシの持ち方
歯ブラシはどのように持っていますか? 歯の表面や歯肉をなるべく傷めないようにするため、鉛筆を握るように軽く持ちましょう。グーで磨いている人、強く握っている人は鉛筆持ちを試してみてください。
歯の磨き方と順番
歯の磨き方と順番を覚えましょう。順番を覚えることで磨き残しを防ぐことができます。
- 歯の表面に毛先が広がらない程度に軽く歯ブラシをあてましょう
- 歯と歯の間、歯と歯肉の間など忘れがちな細かい部分まで歯ブラシの毛先をあてて、食べ物の残りカスを落としましょう。
- まずは上の歯の表面から磨いていきます。上の歯の左奥と右奥を磨きます
- 次は上の歯の裏側です。右奥と左奥の歯を磨きましょう
- 下の歯の表面に移ります。左奥と右奥を磨きましょう
- 下の歯の裏面です。右奥と左奥を磨きましょう
- 最後は、臼歯(上下両顎最後部の歯)の表面を磨きます。
時間は全部で3分間で終わるようにすると良いそうです。歯磨き粉の清涼感ですっきりするため磨き残しがあっても気づきにくいことが多いです。歯磨き粉なしで磨いてみるのがお勧めです。
歯間ブラシとデンタルフロスを使用しよう!
歯垢は食べ物のカスが固まったものだと思っていませんか。正確には、カスを栄養源にした細菌が繁殖したものを指します。
CMなどで、プラークと呼んでいるのを耳にしたことはありませんか。これは歯垢のことを指しています。口臭を予防するには、歯垢ができないように歯磨きすることが大切です。特に歯と歯肉の間は丁寧に磨きましょう。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用していくと効果的です。
歯間ブラシとデンタルフロスは何が違うの?
では歯間ブラシとデンタルフロスはどう使い分けるといいのでしょうか。歯と歯の間の汚れをとったり歯垢をとりきるには歯間ブラシがおすすめです。しかし若い人は歯と歯の隙間があまりないため、デンタルフロスの方が使いやすいようです。また、デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れをとるのが得意で虫歯対策に向いているといえるでしょう。
歯間ブラシは歯と歯肉の間の汚れを取ることが得意で歯周病対策に向いています。
一番良い方法は、デンタルフロスと歯間ブラシをうまく組み合わせて使用する方法です。正しい歯磨きと歯間ブラシやデンタルフロスを組み合わせて使用することで歯垢除去率が80%まで上昇させることができます。
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歯磨きで改善しない場合は舌が汚れている可能性も!
正しい歯磨きをしてもなかなか臭いが改善されない方は、自分の舌もチェックしてみてください。舌苔で白や黄色に汚れていませんか。そんな時は舌磨きにもチャレンジしてみましょう。
- カーゼや綿棒を水で濡らします
- 舌の真ん中あたりを根元から先に向けて優しくぬぐいます
- 舌の両側も同じ要領で
- 口に水を含み、ゆすぎます
※舌苔は口内環境を整える役目もありますのですべてを取り除かなくても大丈夫です。
ゴシゴシするのは、唾液の分泌が減ったり粘膜に炎症が起きたりする原因にもなるので、あくまでも優しく、ていねいに行うようにしましょう。
おしゃべりな人は口臭が少ない?
黙っていると唾液の分泌が悪くなり、口臭が強くなりがちです。適度におしゃべりをして唾液の分泌をよくしましょう。ガムや飴を食べるのも効果的です。最近はキシリトールが入っているものも出ていますね。上手に活用してみましょう。
さらに、最近では内側から臭いをケアするサプリメントも数多く販売されています。こうした商品も取り入れて、口臭予防の手助けとしてください。正しい歯磨きと口腔ケアを組み合わせて、あなたも爽やかな吐息を手に入れましょう。
まとめ
- 口臭対策の基本は正しい歯磨き!ペンシル持ちで優しく磨く
- 歯間ブラシとデンタルフロスを使用して、歯と歯の間も念入りに磨く
- ガムや飴などを食べて口内の唾液分泌を促したりサプリの摂取で口臭を予防しましょう