体臭は内臓機能の低下が原因?ストレスを撃退する5段階思考法とは?
「多少体臭が臭くても死ぬわけではない」という豪快な考えにも一理あるかもしれません。しかし内臓異常が原因で体臭がきつくなっている可能性もあるので放置は禁物です。危険な体臭は、単なる体臭と片づけることはできません。特に肝機能の低下は怖いので、手遅れにならないよう病的な体臭の変化は敏感に察知しましょう。肝臓疾患の早期発見に繋がる体臭の嗅ぎ分け方は、知っておいて絶対に損になりません。また、怒って肝臓に負担をかけないよう、5段階式“怒り”の散らし方も必見です。
2018年08月20日更新
この記事の目次♪
体臭は内臓からの悲鳴!?
「オヤジなんだからオヤジ臭くて当たり前」そう開き直っている方もいらっしゃいますが、突然体臭がきつくなった時は注意が必要です。
体臭の原因は内臓で、内臓が悲鳴を上げているかもしれません。老化によって代謝力が衰えると体臭がきつくなります。肌にシワが増え、髪に白髪が増えるように、内臓も段々働きが鈍くなります。悪臭は代謝異常のサインです。
肝臓異常のサイン!沈黙の臓器が臭う時
最近飲み過ぎていませんか? 肝機能が低下すると体臭も臭うようになります。肝臓は沈黙の臓器といわれますが、ニオイを敏感に察知することで手遅れを防ぎましょう。
肝機能が低下するほど体臭もきつくなりますが、初期段階では口臭にカビ臭が混じります。昨夜飲み過ぎたせいと見過ごされがちですが、単純に胃が弱っているだけなら卵が腐ったようなニオイがするだけです。
アンモニア臭は末期症状?
カビ臭い口臭がアンモニア臭に変わったら、すぐに病院を受診してください。肝機能が著しく低下すると、肝臓でアンモニアを処理することができず、肺までアンモニア臭が運ばれて全身が臭うようになります。
肝臓が弱ると肝炎から肝硬変、そして肝臓ガンへと進行しますが、強烈なアンモニア臭が放たれている時は既に末期段階に進んでいることを意味します。
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お酒だけじゃなかった!肝機能低下の原因
「自分は下戸だから大丈夫」と安心することはできません。肝機能が低下する原因はお酒だけではありません。タバコや油っこい食事、ストレスも肝臓の大敵です。
特にストレスはじわりじわりと肝臓を痛めつけます。肝臓は沈黙の臓器でもあり、怒りの臓器でもあります。カッとしやすい性格のせいで知らず知らずのうちに肝機能が低下することもあります。もちろん、怒りたくて怒っている方はいませんが、状況はそう簡単に変わりません。考え方を切り替えるしかありません。
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体臭軽減効果抜群!怒りを抑える5段階思考法
ストレスによって、バランスを崩した内臓機能の低下により、口臭がきつくなることがあります。これを防ぐためにも、ストレスの対処の仕方を身につける必要があります。ストレスを自覚しているなら、まずは下記の「怒りを散らす5段階思想法」を試してみてください。
- 今、自分が怒りを抱えていることを認める
- 「なぜ?」と問いかけ、怒りを分析する
- 「いつかは終わる」と考える
- これまで感じた怒りを振り返り、どの怒りも継続しなかったことを思い出す
- 深呼吸する
ステップ1:今、自分が怒りを抱えていることを認める
人間は、怒りを無意識のうちに抑制してしまうという一面があります。これは、怒りをぶつけることが美徳だとはされてこなかったということも起因しているかもしれません。しかし、これこそが大きなストレスを抱えてしまう一因ともなってしまっているのです。怒りを抑え込むことは、怒りを忘れることとは違います。
抑え込めば抑え込むほど、心に大きな負担となり、やがてその負担が体にも生じてしまいます。怒りを抑え込むのはやめましょう。自分が抱えている怒りを認めることが、まずはじめのステップです。
ステップ2:「なぜ?」と問いかけ、怒りを分析する
怒りは、自分が欲しいもの、環境を手に入れることを他人に邪魔されるために湧き上がります。例えば週末、上司に出勤を強要された時、休みを奪われて怒りを覚えるわけです。ここで大切なのが、「どうしてこんな風に怒りを感じているのだろうか」ということを考えることです。
「なぜ上司は自分を休日に働かせるのだろう?」緊急プロジェクトを抱えているかもしれませんし、人手不足かもしれません。上司が命令する理由を推測することで、「確かに仕方ないかも」と渋々納得できることもあります。
ステップ3:「いつかは終わる」と考える
「緊急プロジェクトもいつか終わるし、上司もいつか会社を辞める、自分もいつか死ぬしこの怒りは永遠ではない」と、うんと先のことを考えましょう。「終わりが明確になっていない」ということが、さらなる不安や焦燥につながり、怒りの気持ちを増幅させてしまう場合があります。
いつかこの気持ちに終わりがくるということを、心に言い聞かせることで安心感が芽生え、怒りを軽減させることにつながります。
ステップ4:これまで感じた怒りを振り返り、どの怒りも継続しなかったことを思い出す
過去に怒りを感じた経験を思い返してみましょう。例えば、自分が観たかった映画があったとします。前々から観たいと友達とも約束をしていたのに、当日になると友達が別のチケットを買っていた、ということがあったとします。そうしたときに友人へ感じた怒りの念は、その後も続くでしょうか?
その場では内心、すごく怒っていたとしても、何日か多少嫌な気持ちをする程度で忘れてしまいます。先ほどの例をとってみても同じです。上司からの命令には、何らかの意図があってしているはずですし、その場で感じた怒りもしばらくすれば収まるものです。
「怒りは継続しない」ということを心に言い聞かせることで、怒りの気持ちも収まります。
ステップ5:深呼吸する
深く深呼吸すれば、怒りはどこかに散っているはずです。少なくとも最初よりは楽になっていませんか? ストレスを溜めて体臭がきつくならないよう、こまめに怒りを散らすクセをつけましょう。
内側から発生するきつい口臭の対策方法
肝機能の低下など内臓が原因の口臭なら、食生活を見直すことで改善が見込めます。肝臓を正常に働かせるためには、ビタミンが欠かせません。ビタミンが不足してしまうと、肝臓は送られてきた栄養分をうまく処理できず、各細胞にエネルギーを送ることができません。
このエネルギー不足が原因となり、体調を崩したり倦怠感が続いたりとさまざまな弊害が身体に起こってしまうのです。
肝臓に必要なビタミンの中でも特に重要なのが、「抗酸化ビタミン」と呼ばれるビタミンA、C、Eです。
- ビタミンA:レバー
- ビタミンC:ブロッコリーやかぼちゃなどの緑黄色野菜
- ビタミンE:ごま
もちろん、ほかの食品も大切ですが、これらの食品もバランスよく摂るよう意識することで、肝機能を向上させることができるので、結果口臭対策にもつながります。
また、手軽にできる口臭対策としては、サプリメントがおすすめです。忙しい現代では、食事を気を付けようとしてもなかなか難しいものです。サプリメントでしたら、食後に飲むだけで手軽に口臭対策が可能ですし、継続することで効果も持続しますので、試したことがないという方は、ぜひ試してみてください。
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まとめ
- 内臓異常が原因で体臭がきつくなることも
- 肝機能が低下すると体臭がカビ臭くなり、末期段階ではアンモニア臭くなる
- 肝臓に負担をかけるストレスをこまめに対処することも立派な体臭対策