体臭がきついのは汗のせい?4つの改善法で雑菌を抑えて快適に過ごそう!
汗をかいたり満員電車で汗が蒸れたりすると、ついつい気になるのが自分のニオイ、いわゆる体臭です。そんなデリケートなニオイ、体臭の対策方法や改善方法をご紹介します。
2018年08月15日更新
この記事の目次♪
汗は決して悪者ではない
汗をかくと、なんとなくそれが体臭の原因になりそうで、できれば汗はかきたくない、と思いがちですが、そもそも汗は体温調節には欠かせない役目をしています。体温が上がると、それを下げるために汗を出し、その汗、水分が蒸発することによって体温を下げることができます。
体臭の原因のひとつである汗ですが、かかないというのもあまりよくありません。臭う原因など正しく理解して対処していけば、ニオイをさほど気にせずとも大丈夫でしょう。
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汗は無臭?どうして臭う?
通常、汗はエクリン腺という汗腺から分泌されます。エクリン汗腺はほとんどの皮膚の表面にあり、エクリン汗腺から分泌される汗はほとんどが水分のため、最初は無臭といってもいいでしょう。
一方、エクリン汗腺のほかにアポクリン汗腺から分泌される汗があります。アポクリン汗腺はワキや性器周辺にあり、動物のフェロモンのような独特なニオイがあります。ほとんどが無臭であるエクリン汗腺から分泌される汗に含まれる塩分や尿酸、アミノ酸と皮脂や垢がまざり、雑菌が繁殖すると体臭の原因となります。
では、どうすればその雑菌の繁殖をおさえることができるのでしょうか。
体臭の原因、雑菌をおさえるには?
汗をかいても、雑菌の繁殖を抑えることができれば、気になる体臭もおさえることができるといえるでしょう。雑菌の繁殖をおさえるポイントを紹介します。
1.汗を正しく拭く
汗が皮膚や垢とまざり雑菌が繁殖して嫌なニオイを出すには、1時間から2時間かかるとされていますので、その間に汗を拭くといいでしょう。汗を拭くと言うと「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、正しく汗が拭けているでしょうか。
汗を拭くときに、カラッと乾いたタオルで拭くほうが気持ちがいいかもしれませんが、それは汗を抑えるには逆効果です。先ほども説明したように、汗は体温調節のための水分ですので、この水分が全くなくなれば、身体は汗を余計に出そうとします。
そのため、汗を拭くときは清潔なタオルを水に濡らしてから硬くしぼり、適度に水分を残しながら汗を拭くといいでしょう。
2.制汗剤を使う
汗やニオイはデリケートな問題で、誰もが少なからず気にしているものです。制汗剤やデオドラントもたくさんの種類が市販されています。制汗剤には汗腺をおさえて汗を出にくくさせる効果と、汗と皮脂や垢によって繁殖する雑菌の殺菌効果があります。
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3.入浴する
無臭である汗と皮脂や垢が混ざると雑菌が繁殖するため、お風呂に入って身体を洗い、皮脂や垢をキレイに洗い流してください。そのときにあまり強く洗いすぎると、ニオイを抑える善玉菌まで殺してしまうことになります。善玉菌は皮脂や垢をエサとして食べてくれますので、善玉菌まで殺してしまわないよう石鹸をよく泡立てて優しく洗いましょう。
また、身体の疲れがたまり、乳酸がたまるとアンモニアを含んだ汗が出るため、入浴で1日の疲れを癒すことも必要です。お風呂に入るのは皮脂や垢を洗い流すだけでなく、疲れをとって乳酸を溜めないなど、2つの効果があります。
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4.食生活を気にかける
ほとんど無臭である汗のニオイの原因は、食べたものによる油とタンパク質の影響もあります。お肉や油ものを食べすぎると、油やタンパク質を摂りすぎてしまいます。油ものを取りすぎると皮脂が多く分泌され、それが酸化するときつい体臭の原因、脂肪酸皮脂となります。
また、タンパク質もニオイの原因である悪玉菌のエサとなり、アンモニアや硫化水素を発生させます。少しでも体臭が気になり、あてはまることがあった人は、日常生活の些細なことから見直してみてください。
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まとめ
- 汗は体温調節には欠かせない役目。
- ほとんどが無臭であるエクリン汗腺から分泌される汗に含まれる塩分や尿酸、アミノ酸と皮脂や垢がまざり、雑菌が繁殖すると体臭の原因となる。
- 汗をかいても、雑菌の繁殖を抑えることができれば、気になる体臭も抑えることができるといえる。