そもそも制汗剤とは？

まず制汗剤とはそもそもどういったものなのか？という点から説明していきます。

制汗剤というと、ドラッグストアなどで売られている脇にかけるスプレータイプのものやスティックタイプのものを想像すると思います。これらは確かに制汗剤ですが、中には「デオドラント剤」と呼ばれるものも存在しています。

深く意識していないと、制汗剤を買ったつもりがデオドラント剤を買っていた、デオドラント剤を買ったつもりが制汗剤を買っていた、ということになりかねません。

では制汗剤とデオドラント剤の違いとはなんなのでしょうか？

制汗剤とは、その名前からも分かるように汗の量を抑える効果があるもののことをいいます。制汗剤には汗が出るのを物理的に抑える収れん作用と汗のベタつきを抑える吸収作用を持つ成分が含まれており、これにより汗の量を抑えることができるのです。

一方デオドラント剤は、制汗剤が汗の量を抑えることを目的としているのに対して、臭いを抑える効果を重視しています。殺菌作用や消臭作用のある成分を配合することで汗の量ではなく、汗が出ることで発生する嫌な臭いを抑えることができるのです。

販売されている商品の中には、制汗剤、デオドラント剤として売られているものもありますが、中には制汗剤とデオドラント剤の両方の効果をセットにしたものも多く存在します。

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ワキガに制汗剤は効く？

気になるのは果たして制汗剤が本当にワキガに効果があるのか？という点です。

日本人は世界的にみると実は体臭が弱い人種であり、ワキガ体質の人も日本人全体の10～20％程度だといわれています。

基本的に日本で市販されている制汗剤（デオドラント剤）はこのことを考慮して作らており、制汗、消臭作用はそこまで強いものではありません。ワキガ体質の人とそうでない人を比べると圧倒的にワキガ体質でない人の方が多いので、そちらの需要にあわせて商品が作られているということです。

そのため市販の制汗剤やデオドラント剤はワキガ体質でない人が使う分には十分な効果を発揮しますが、ワキガ体質の人にとっては十分な効果が期待できない場合が多いのです。

ただし、ワキガ体質の人が満足できる制汗剤やデオドラント剤がこの世に存在しないかというとそうでもありません。

もし市販のものより効果の高いものを求めるのであれば、ネットで探すのがおすすめです。ネット通販ではワキガに悩む人専用の制汗剤やデオドラント剤が販売されており、ワキガ体質でない人に向けて作られた市販の物より効果が高いのです。

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制汗剤の正しい付け方

いくら効果のある制汗剤やデオドラント剤を使っても正しいつけ方をしないと効果は半減してしまいます。

制汗剤やデオドラント剤の正しい使い方は、使う前に汗ふきシートや濡れタオル、ウエットティッシュで汗や雑菌をふき取ってから使用する方法です。正しい付け方といっても難しいことはないので、これから制汗剤やデオドラント剤を使うときは、必ず「汗や雑菌をふきとる」というワンアクションを取り入れるようにしましょう。

またこれは正しいつけ方とは少し違う話になるのですが、制汗剤やデオドラント剤は大きくわけると次の4つの形状に分けることができます。

同じ制汗剤でこの4種類のものが販売されていた場合は、一番上にあるクリームが最も効果が高く、下にあるスプレーが最も効果が低い傾向にあります。形状によって使い勝手にも差があるので、「絶対に効果の高いクリームしてください！」とはいいませんが、制汗剤やデオドラント剤を選ぶ際にはこの点も意識してみてください。

脇の臭いに悩む人にとって制汗剤やデオドラント剤は心のよりどころともいえますが、残念ながら市販されているものでは思ったような効果を得ることが難しいかもしれません。市販の物でも臭いが抑えられない場合は、ネット通販を利用することも検討してみましょう。

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まとめ

• 制汗剤とは汗の量を抑える効果があるもの、デオドラント剤は臭いを抑える効果を重視したもの。
• 市販の制汗剤やデオドラント剤はワキガ体質でない人が使う分には十分な効果を発揮するが、ワキガ体質の人にとっては十分な効果が期待できない場合が多い。
• 制汗剤を使う前に汗ふきシートやウエットティッシュなどで汗や雑菌をふき取ってから使用する。