体臭が焦げ臭いのは内臓の病気?対策ポイントは4つ
加齢臭やミドル脂臭、体臭に関する話題はいくつかありますが、実は焦げ臭い体臭というのがあるのをご存知ですか。 今回は体臭が焦げ臭くなる原因とその対策をご説明いたします。
2017年09月18日更新
ヤニ臭い!?焦げ臭い体臭の原因
脇の下や胸元辺りから焦げ臭い、タバコのヤニ臭さを感じた時、あなたの体の心臓や小腸に問題が発生しています。
心臓と小腸はそれぞれが独立した内臓ではなく、お互いに関係性が高い内臓であるとされています。心臓が弱くなれば小腸の活動も低下し、小腸の活動が低下すれば心臓も弱くなってしまうのです。なので焦げ臭い体臭が発生した場合、小腸か心臓、もしくはその両方で異常が起きている事になります。
焦げ臭い体臭の原因はアンモニアや硫化水素などの刺激臭のする有害物質が体内に多く発生しているからです。これらの物質が血液中に混ざり、汗をかいた時に体外へ排出されるため夏に焦げ臭い体臭が強くなる人も多いです。
アンモニアなどの刺激臭のする有害物質は腸内の悪玉菌が多くなると発生しやすく、この悪玉菌は腸内の機能が低下した時に多くなります。なので基本的に焦げ臭い体臭が発生している時は小腸の活動が低下していると考えておきましょう。
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小腸
小腸の活動が低下して焦げ臭い体臭になっている場合、大半は食生活に問題があります。
食べ物を消化する機能を持つ胃や腸にとって最も消化しにくい食べ物というのは肉類になります。これらに含まれる動物性タンパク質は消化に時間がかかるため、体内に残りやすくなります。
すると小腸はずっと休みなく消化活動を行う事になるので疲れてしまうのです。毎日のように肉類を多く摂取している人は十分注意してください。
小腸の活動が低下していると体が火照ったり、いつもよりも濃い尿が出たりします。これも小腸に異常があるサインになっているので焦げ臭い体臭と合わせてチェックしておきましょう。
心臓
心臓が弱くなって焦げ臭い体臭が発生している場合は、暑がりで汗をかきやすい傾向にあります。特に辛い物を食べた時に滝のように汗が噴き出る場合は要注意です。なので汗をかきやすい夏場はさらに症状が悪化して焦げ臭い体臭だけでなく体調が悪くなる事もあります。
心臓が弱くなっていると手足が冷えたり、不整脈や動悸などの症状が起こります。いつもの体調に違和感を感じた時にはすぐに病院で診てもらうようにしてもらいましょう。当然ですが心不全や心筋梗塞のリスクが近づいているサインになりますので、たかが体臭と甘く見ない様にしてください。
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焦げ臭い体臭の対策方法
焦げ臭い体臭の対策方法は基本的に食生活の見直しがメインとなります。先ほども説明したように悪臭の原因となる有害物質は主に動物性タンパク質から発生します。肉類の摂取量が消化量よりも多いと悪臭が発生する事になるので、すでに焦げ臭い体臭がしていたりおならが極端に臭い人は肉類の摂取量を減らす様にしましょう。
他には発酵食品や食物繊維が多く含まれている食品を食べるようにしましょう。これらは腸内の善玉菌のエサになる栄養なので、悪臭の原因である悪玉菌を減らす事ができます。草食動物の糞は臭くない理由はこの食物繊維が大きく関わっているからなのです。
また苦みを含む食べ物も効果的です。ヨモギや菜の花、ゴーヤやウコンなどです。食物繊維を含む野菜と一緒にこれら苦みのある食べ物も摂取するようにしましょう。
最後に心臓が弱くなっている時の対策として半身浴をするようにしましょう。心臓が弱くなっている時に運動で心臓に負荷をかけるのは非常に危険です。正常時であれば少し激しい運動をして心臓に負荷をかけて鍛えるのも有りですが、すでに焦げ臭い体臭がしている時は危険な行為になってしまいます。
半身浴であれば誰でも簡単にでき、血行を良くして心臓の機能を高めてくれます。さらに発汗によって臭いの元を体外へとあらかじめ排出する事ができるので焦げ臭い体臭を無くす事もできます。
焦げ臭い体臭は基本的に内臓部分に問題がある事になりますので、日々の生活習慣を見直して対策しましょう。
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まとめ
- 基本的に焦げ臭い体臭が発生している時は小腸の活動が低下していると考えられる。
- 焦げ臭い体臭の対策方法は基本的に食生活の見直しがメイン。
- すでに焦げ臭い体臭がしていたりおならが極端に臭い人は肉類の摂取量を減らす。