お酒を飲むと加齢臭が強くなる?!飲酒とタバコは臭いに要注意!
イベントや季節によって飲み会というシーンが多くなり、会社員はついつい飲みすぎてしまうことも多々ありますよね。 そんな楽しく盛り上がれるお酒ですが、実は加齢臭を強くさせてしまうことをご存知でしたか。 あんなに楽しい飲み会でも積み重ねていくと自分からおじさんのニオイを放ってしまうと考えると正直悩んでしまいますよね。なぜお酒を飲むと加齢臭が強くなるのでしょうか。
2017年03月03日更新
加齢臭と飲酒について
お酒はアルコールが必ず含まれているものですが、このアルコールが体内に入ると血液中に巡るようになります。そうすると肝臓がアルコールを代謝分解を始めて正常にしようと活発に働き始めるのですが、その際にできる副産物がアセトアルデヒドです。
このアセトアルデヒドは強い刺激臭があり、いわゆる酒臭いニオイという言い方をされますが、お酒を飲み続けていると、肝機能が弱まりこのアセトアルデヒドの排出が上手くできなくなってしまいます。
そうすると二日酔いになるだけでなく口臭や体臭からも酒臭いニオイがするようになり、これが加齢臭と混ざると一層キツイニオイがするようになるのです。なので飲酒をすると元々臭っていた加齢臭とアセトアルデヒドのニオイが入り混じってニオイを強めてしまうということなのです。
お酒は飲みたい、加齢臭は抑えたい
しかしお酒は大事なコミュニケーションの場でもありますし、仕事の付き合いや日々の苦労をねぎらうにはもってこいです。なのでどうしても飲まなければ行けない場合は抗酸化作用の高い栄養を摂取する事でニオイの発生を抑える事ができます。
栄養成分は主にビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールやカテキン等がそれにあたります。普段から摂取することで多少お酒を飲んでも加齢臭や酒臭くならずに済むので試してみてください。
ちなみにポリフェノールは赤ワインやビールに豊富ですし、カテキンであれば緑茶に含まれるので、飲むお酒やお酒の割り方にも注意して飲まれると更に良いでしょう。
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タバコにも注意
飲酒と併せて注意してほしいのがタバコです。お酒が好きな人はもれなく喫煙者であることが多いのですが、タバコを吸うことで活性酸素を増やしてしまいます。活性酸素が多くなると加齢臭の原因物質であるノネナールの分泌も多くなりますので注意が必要です。
そして何よりタバコの害で大きいのはビタミンCの破壊にあります。タバコ1本吸うことでビタミンCを20mg~100mg破壊すると言われていますが、ビタミンCの1日の目安摂取量はおよそ100mgです。
タバコ1本で収まる人はそうそういないので、喫煙者はビタミンCを常に摂り続けていないとどんどん体内ではビタミンC不足に陥ってしまうのです。
何故ビタミンCが不足すると加齢臭の原因になるかというと、ビタミンCは脂肪酸の分泌や皮膚常在菌の発生を抑え適正な状態にしてくれています。
ビタミンCが不足してしまうということはノネナールの原因である脂肪酸がどんどん分泌され、皮膚常在菌も増殖するので脂肪酸が分解されてノネナールが大量発生してしまうことにつながってしまうのです。
その他にもタバコには肺がんリスクを高め、毛細血管を狭め冷え症や血行不良からくる便秘、重い病気ですと心筋梗塞や脳梗塞、そういったリスクを高めてしまうので百害あって一利なしです。
加齢臭に悩んでいる方が喫煙を止めないというのは贅沢な悩みです。もし本当に加齢臭で悩んでいるのであれば少しずつでも良いのでタバコの本数を減らしていき、禁煙できるように心がけていきましょう。
お酒を飲むと加齢臭を強くさせると解説しましたが、適度な量のお酒を飲むことは、酒は百薬の長と言われ、逆に健康に良いこととされています。ですが、少量を飲んで止めるということはなかなか難しいものなので、やはり抗酸化作用の高い食品を摂取していき、体内の抗酸化力を高めていくのが最適でしょう。
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まとめ
- 飲酒をすると元々臭っていた加齢臭とアセトアルデヒドのニオイが入り混じってニオイを強めてしまうことになる。
- どうしても飲まなければ行けない場合は抗酸化作用の高い栄養を摂取する事でニオイの発生を抑える事ができる。
- 抗酸化作用の高い栄養成分は主にビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールやカテキンなど。