体臭

体臭がアンモニア臭いのはどんな病気が隠れてる?原因と対策法とは

身体が汗臭いというのはわかりますがツンとするような臭い、アンモニア臭がしてしまうことで悩んでいる人も実は少なくありません。では、なぜ体臭がアンモニアの臭いになってしまうのか、実は身体の各機能が弱くなってしまっていうときに起こるのです。

体臭 アンモニア

2018年07月04日更新

ニオイペディア編集部

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体臭がアンモニア臭い原因

体臭 アンモニア
通常体内で発生したアンモニアというのは肝臓で尿素に分解されるため、本来のしっかりと体内の臓器が機能しているのであればアンモニア臭くなるということはほとんどありません。

しかし、様々な要因によって各機能が低下してしまうと体臭がアンモニア臭くなってしまうため、今一度自分の生活を振り返って身体に負担をかけた生活をしていないか見直してみましょう。

それでは体臭がアンモニの臭いになる原因についてそれぞれみていきます。

肝機能の低下

タンパク質代謝や腸内細菌の働きによって生成されたアンモニアというのは、血中を通じて肝臓へと送られ尿素となって無毒化処理されます。しかし、肝臓機能が低下してしまうとうまく無毒化されずにアンモニアとして残ってしまうため、それが再度血中へと送られ汗となってアンモニアの臭いを発生してしまうのです。

また、肺に送られ呼気としてもアンモニアは排出されますので、肝臓が弱っている場合は身体全体からアンモニアの臭いがしてしまうこともあります。

いつもお酒を飲んでいる方やストレス環境に身を置いている方、睡眠不足や便秘気味の方というのは肝臓に負担をかけてしまうためアンモニア臭発生しやすいです。社会人になるにつれてアルコールを摂取する機会は増えてしまうかもしれませんが、飲み過ぎには注意してうまくコントロールする必要があるでしょう。

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腎機能の低下

肝臓が機能している場合でもアンモニア臭がしてしまう場合もあります。その原因のひとつに腎機能の低下があるのですが、腎臓の主な働きというのは老廃物を尿として排出させる働きです。そこで腎機能が低下してしまうと尿がうまく出せなくなってしまうため、尿中のアンモニアが体内を循環してしまい体臭となってしまいます。

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腸肝機能の低下

食べ物は胃を通して腸に送られる間に様々な物質に分解されていますが、その際に発生した臭い物質は便やオナラとして排出され、一部は肝臓に送られて無毒化処理されて尿となって排出されます。

しかし、腸内環境が悪化している状態、あるいは肝機能が低下している状態だと臭い物質が処理しきれなくなってしまい、血中に入り込んでしまいます。そうすると、血中から汗とともにアンモニア臭となって排出されてしまうため、体臭がきつくなってしまうことが起こってしまうのです。

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血液の流れが悪い

アンモニアというのは乳酸が分解されて発生するもので、血液の流れが悪いときに乳酸というのは発生しやすくなります。血液の流れが悪くなってしまうと各組織に酸素がうまく供給されず、解糖系と呼ばれるメカニズムによって乳酸を多く作り出してしまうのです。

そうすることで自然とアンモニアが作られる量が増加し、汗とともに排出される、あるいは呼気から排出されることが多くなり、身体からアンモニア臭を発生させてしまいます。

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アンモニア臭対策にはクエン酸が効く?

体臭 アンモニア
アンモニア臭対策としてまずは肝臓・内臓機能の回復を図ることが一番ですが、血液の流れが悪い、あるいは疲労がたまりすぎてしまっていることによって起こるアンモニア臭であればクエン酸の摂取がおすすめです。

クエン酸を摂取することによってクエン酸回路(TCAサイクル)と呼ばれる代謝を行うことができるため、乳酸の発生を抑えることができます。

クエン酸はスポーツドリンクに含有されているものもありますが、一番簡単に摂取できるのは黒酢です。黒酢であればクエン酸の1日摂取目安量の2gを摂取することができますので、自分にあった黒酢を試してみると良いでしょう。

運動や日頃身体を動かすことが多いということであれば1日5g程度のクエン酸摂取を意識するようにしてみてください。

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まとめ

  • 体内で発生したアンモニアというのは肝臓で尿素に分解されるため臓器が機能しているのであればアンモニア臭くなることはない。
  • アンモニア臭を発生してしまう原因として、肝機能の低下、腎機能の低下、腸肝機能の低下、血液の流れが悪い、などが考えられる。
  • 血液の流れが悪い、あるいは疲労がたまりすぎてしまっていることによって起こるアンモニア臭であれば、1日5g程度のクエン酸の摂取がおすすめ。
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