鼻炎の種類は関係あるの？

風邪をひいて鼻水が止まらないことや鼻づまりになるのは一過性の症状。しかし鼻炎は長期的に症状が続き、治療をしないと悪化する場合があります。

慢性鼻炎

鼻炎と言っても種類は色々ありますが、ここで注目したいのは口臭の原因になる鼻炎。

その1つに慢性鼻炎があります。この病気は鼻の粘膜が赤く腫れた状態が継続している状態。急性鼻炎から悪化して慢性鼻炎になるケースや鼻炎を繰り返して慢性鼻炎になる場合もあります。主な症状には鼻づまりがあり、すぐに治ると思い放置してしまう方も多いようです。

副鼻腔炎

そしてもう1つが副鼻腔炎。この病気は鼻の中にある副鼻腔が炎症を起こして細菌が繁殖して膿が溜まっている状態。主な症状には鼻づまり、痛み、そして悪臭を伴う鼻水があります。

かつては膿が溜まらない副鼻腔炎を蓄膿症（ちくのうしょう）と呼んでいることもありましたよね。鼻の中で溜まる膿や鼻水は吐く息と混ざり口臭となることがあります。膿自体の臭いはとても強いことが特徴ですが、呼吸に混ざると強さが若干減るためにそれほどきつい口臭にはならない場合もあるようです。

鼻炎になると呼吸がしにくいため、口呼吸になります。すると口内が乾燥して唾液が減少してしまいます。それが口臭の原因菌が増殖する理由になるのです。

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鼻炎になると口臭が起こる理由って？

慢性鼻炎や副鼻腔炎になると薬の服用が必要になります。慢性化している鼻炎は抗生物質の長期的な投与が必要になるため、体の免疫機能が低下してしまうデメリットもあります。そのため口内の細菌バランスが崩れ、臭いの元になる悪玉菌が増殖する事が口臭の原因。

しかし鼻炎を治すことが優先されるため、効率的な口臭ケアも同時に行う必要があります。また鼻炎になると鼻水や鼻づまりにより口呼吸に変わってしまいますよね。すると口内が乾燥するため口臭の原因菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

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しかし鼻炎だと必ず口臭がきつくなるとは限りません。病気の症状の度合いと口臭のレベルは比例するワケではありませんので、耳鼻科で診察を受けても口臭との関係が判断できない場合もあります。重度の副鼻腔炎でも口臭がない場合も多く、このような場合は口臭外来で相談するのも良い方法です。

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口臭が気になる方で、鼻の異常がある場合はまず病気の治療を始めましょう。症状が軽減するとともに口臭が治まる可能性もあります。自分では判断できませんので、まずは医療機関で相談することが大切です。鼻炎が改善されて鼻呼吸ができれば口臭の悩みからも解放されるでしょう。

どんな対策方法をとればいいの？

鼻炎が原因の場合は根本的な病気の治療が必要ですが、その間にも口臭ケアはできるだけ行いたいですよね。

鼻炎による口臭の対策方法はまず水分補給。鼻づまりなどの症状が続くと口呼吸になってしまうため、口内が乾燥しやすくなります。すると口臭の原因菌が繁殖するため、それを回避するために水分補給をこまめに行いましょう。

また食事の際にはよく噛んで唾液の分泌を活性化すること。時間があるときは舌を出して上下に動かすなどの運動も大切。舌の動きは唾液の分泌を活発にする効果がありますので、口内の乾燥を防ぐためにもメリットですね。口の中が乾いた時にはガムを噛むのも効果的。

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鼻炎の口臭は根本的な病気の治療が欠かせません。慢性化すると完治させるのが大変な鼻炎。口臭が気になる場合は耳鼻科で相談するのも良いでしょう。

一番大切なことは口臭のケアと一緒に鼻炎を完全に治すこと。風邪の鼻水のように自然と治癒する場合もありますが、どんな原因にせよ長引く鼻の症状は早めに医療機関で診察を受けましょう。

また口内が乾燥しやすい鼻炎は、虫歯や歯周病にもなりやすいため、日頃の歯磨きも丁寧に行い、口内の雑菌を増やさないように注意してください。

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まとめ

• 鼻炎になると呼吸がしにくくなり口呼吸に、口呼吸になると口内が乾燥して唾液が減少しそれが原因となって口臭が起こる。
• 口臭が気になる方で鼻の異常がある場合はまず病気の治療から始めましょう。
• 水分補給はこまめにしっかりと。