めかぶが体臭対策に効果がある理由

めかぶというのは実はわかめの茎の部分のことを指しており、一般的にわかめの根本の部分がめかぶであると言われています。

このめかぶは「ねばねば・ぬめぬめ」とした表現がぴったりのようにとてもねばつきを持っているのが特徴的です。しかし、このぬめぬめ成分こそが体臭対策に効果があると言われており、このぬめぬめとした成分はフコダインと呼ばれています。

ぬめぬめ成分「フコダイン」にヒントがあった？

フコダインは水溶性食物繊維を多く含んでいる成分で、この水溶性食物繊維を摂ることによって体臭を抑えるのに効果があるのです。

体臭がきつくなってしまう原因のひとつに腸内環境の悪化があります。腸内というのは腸内細菌がうまくバランスを保って身体に有用的に働いてくれる善玉菌が存在するのですが、中には悪い働きをしてしまういわゆる悪玉菌も存在しています。

便秘やストレス、偏った食事などの要因によって腸内に悪玉菌が増えると悪臭成分の生産が増加してしまい、結果的に体臭がきつくなってしまうのです。

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そこで、フコダインに含まれている水溶性食物繊維が役にたちます。水溶性食物繊維が腸内に届くと宿便をゲル状にして滑らせて排出を促してくれるため、便を餌にして増殖する悪玉菌の増殖を抑えることができるのです。

また、アンモニアや硫化水素といったニオイ成分を包み込んで体外へ排出する働きも手伝ってくれるため、身体を健康にしながら体臭を抑えてくれるというまさに一石二鳥の食べ物といえるでしょう。

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体臭対策に必要な摂取量

体臭対策に効果的だからといって一度に大量のめかぶを食べてしまうのは良くありません。

水溶性食物繊維というのは摂りすぎると下痢を引き起こしやすくなりますし、めかぶに含まれる栄養素であるヨウ素は摂りすぎてしまうと甲状腺ホルモンが作られなくなる甲状腺機能低下症といった病気リスクを高めてしまいます。そのため、バランスよく摂取を毎日続けることが一番の体臭対策になるということを覚えておきましょう。

大体スーパーで販売されているめかぶであれば1日1パック分（約40～50g）で十分な摂取量です。ヨウ素の1日目安摂取量は成人男性・女性ともに130μgで、めかぶは100g中に約390μg含まれているので50g摂ることによって1日分のヨウ素の補給にもつながります。

たくさん食べてすぐに結果を出したいという気持ちはわかりますが、何事も毎日継続することによって改善していくものなので、すぐに成果は求めずに長期的にめかぶを1パック食べられる環境を整えていきましょう。

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めかぶ納豆が体臭に良いと聞いたけど？

めかぶだけ摂取するということももちろん良いことなのですが、どうせなら効率よく摂取して体臭を改善したいと願うのは誰しも一緒です。その中でも「めかぶ納豆」がおすすめだという話を聞いたことがあるかもしれません。

納豆というのは大豆を発酵させて作ったもので、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含有されています。また、腸内に棲む善玉菌を増やす役割も納豆には持っていますので、腸内環境改善にはうってつけと言えるでしょう。

また、どちらも粘り成分としては同じものなので食べ合わせも良く、満腹感を与えるため食べ過ぎも予防できます。

めかぶ納豆の作り方は簡単で、どちらも1パックのめかぶと納豆を混ぜ合わせるだけです。納豆に含まれる納豆菌が腸内環境の改善に働きかけられるのは1日が大体の目安なので、やはり納豆も継続的に摂取する必要があるのはめかぶと一緒です。

体臭を効率よく抑えるのであれば、ぜひめかぶと一緒に納豆も合わせて食べることを試してみてください。

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まとめ

• ぬめぬめとした成分はフコダインと呼ばれ、水溶性食物繊維を多く含んでいる。水溶性食物繊維が腸内に届くと宿便をゲル状にして滑らせて排出を促してくれるため、便を餌にして増殖する悪玉菌の増殖を抑えることができる。
• スーパーで販売されているめかぶであれば1日1パック分（約40～50g）で十分な摂取量。水溶性食物繊維は摂りすぎると下痢を引き起こしやすくなるので注意。
• 納豆には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含有されており、めかぶ納豆は腸内環境の改善におすすめ。