口臭・ブレスケア

赤ちゃんの口臭は乾燥が原因?3つの病気にも注意しながらお口のケアはしっかりと!

母親というのは、赤ちゃんの変化にとても敏感です。自分の子供だから、というのはもちろんですが、言葉で意思疎通がきちんととれない赤ちゃんであれば、少しの変化も見逃さないようにと無意識に母性本能が働いているからです。いつも通りに顔を近づけると、なんだか赤ちゃんの口が臭い気がする、元気な様子だし他に変わったこともない場合、どうしていいのか分からなくなりがちです。そんなときのために、赤ちゃんの口臭の原因と対策について、しっかり理解しておきましょう。

2015年12月24日更新

ニオイペディア編集部

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病気以外の赤ちゃんの口臭の2つの原因

病気以外の赤ちゃんの口臭の2つの原因
まずは病気以外の赤ちゃんの口臭の原因としてよくある2つをご紹介します。

口の中が清潔ではない

大人の人が虫歯になる原因と同じなのですが、食べ物やミルクのカスが口の中に長時間残っていると細菌が繁殖しやすくなります。

歯が生え始めたら早いうちからしっかりと歯磨きをしてあげてください。歯だけでなく、舌についた食べ物、ミルクのカスが原因になっている場合もあるので、歯がきちんと生えていない場合でも、口の中は清潔に保つようにしてください。

口の中が乾いている

よだれには口の中の細菌を洗い流してくれる役割があります。そのため口の中が乾燥してしまうと、これも細菌にとって繁殖しやすい環境となってしまいます。特に赤ちゃんが日常的に口から呼吸をしているようであれば、口の中が乾燥している可能性が高いです。まずは呼吸の仕方を注意深く見てあげてください。

また、通常は鼻呼吸をするものなので、口呼吸をしている場合は鼻炎など鼻詰まりの原因があるかもしれません。その他にも、十分な睡眠がとれていないとよだれの量が減ってしまう場合があるので、睡眠時間はしっかりと取ってください。

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赤ちゃんの口臭の原因となる3つの病気

赤ちゃんの口臭の原因となる3つの病気
その他、病気が原因となって赤ちゃんの口臭を引き起こしている場合もあります。少しでも不安な場合は、医療機関に相談してみましょう。

蓄膿症

蓄膿症とは鼻に膿がたまってしまう病気です。鼻が詰まってしまうので、先ほど説明したとおり、口の中が乾いてしまいがちです。また、鼻と口は繋がっているため、鼻にたまった膿がイヤなにおいの直接の原因になることもあります。

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便秘

どのママでも、赤ちゃんの便の状態などは注意深く気にかけていると思います。便の回数はいつもと変わりがありませんか? もしいつもより回数が少ない、ということであれば、便秘が口臭の原因になっていることも考えられます。

腸内に便がたまると、それが醗酵してしまったりすることで腸から空気が上がってきて口臭の原因になってしまうことが原因です。

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糖尿病

糖尿病というのは、糖質を上手に消化したり分解したりできなくなってしまう病気です。大人の病気と思われがちですが、子供でも糖尿病にかかってしまうこと、生まれつき糖尿病である、という場合もあります。

糖質を上手に分解することができなくなると、体内にケトン体という物質が発生してしまいます。ケトン体はそもそも悪臭がする物質であるため、口臭が甘酸っぱいにおいになるのが特徴です。

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赤ちゃんの口臭の治し方

赤ちゃんの口臭の治し方
赤ちゃんの口臭の原因として考えられる日常の原因と病気の場合、どちらもご紹介しましたが、割合としては日常の原因の方が圧倒的に多いようです。まずはしっかりと赤ちゃんのお口の中をケアしてあげてください。

定期的に歯の検診を受けていない場合は、歯科医院で定期的な検診を受けるようにしましょう。また、歯科医院では検診のほかにも赤ちゃんのためのきちんとした歯ブラシの方法などを教えてくれる場合もあるので相談してみてください。

赤ちゃんがどうしても歯ブラシを嫌がるのでなかなかきちんと歯磨きができない、という場合は歯磨き以外の時間にも歯ブラシを使って遊んであげるなど、ちょっとずつ歯ブラシそのものに慣れていくことが大切です。

まとめ

  • 病気以外の赤ちゃんの口臭の原因は、「口内の乾燥」「口の中が清潔でない」の2つ
  • 赤ちゃんの口臭の原因となる病気は、「蓄膿症」「便秘」「糖尿病」の3つ
  • 日常の原因が圧倒的に多い
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