便臭はココアで解消!体臭にも効果アリ?予防効果と飲み方
便臭がひどいと病気を疑ってしまいますが、腸内環境が悪化してしまうことによって便臭も強くなってしまいます。 そこで、ココアを飲むことで便臭が解消される噂がありますが、なぜ解消できるのか、体臭にも効果はあるのかについて見ていきましょう。
2018年02月18日更新
ココアで便臭が改善する理由
ココアで便臭が改善される理由の1つとして、リグニンと呼ばれる食物繊維がココアに豊富に含まれているからというものがあります。便臭というのは摂取した食事と腸内環境によって大きく左右されるのですが、ココアに含まれるリグニンは腸内で活躍してくれる食物繊維です。
リグニンは腸内でぜん動運動を活発にしてくれるため、便の排出を促してくれる効果があります。便が上手く排出されずに腸内に溜まってしまうと、宿便からガスを発生してしまい腸内環境が悪化し便が腐敗してしまうので便臭も強くなってしまうのです。
そこで、リグニンによる便の排出を促すことができれば、宿便も軽減されて便臭を抑えることができます。
便臭が改善される理由の2つ目は、善玉菌の活性化させる働きがあるため、腸内環境の悪化を防いで臭いを強くさせないようにします。また、リグニン自体が便臭の原因であるニオイ成分を包み込み、ニオイを少なくしてくれるというのも特徴の1つです。
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ココアで腸内環境改善!飲み方のポイント
ココアを飲むポイントの1つとしてまずは気をつけていただきたいのは、便臭が改善される理由のココアは1日1~2杯を目安に飲んで欲しいということです。
ココアは栄養も含まれているだけではなく脂肪も高くなってしまうので、あまり飲みすぎてしまうと肥満の原因になってしまいます。ただ、1~2杯であれば問題ありませんので摂取する目安にしてください。
では、本題に戻ってココアの飲み方のポイントをおさらいしていきましょう。
ココアに含まれるリグニンは腸のぜん動運動を活発にさせるため、飲む時間帯は食前の空腹時に飲むようにしましょう。空腹時に飲むことによって排便を促すことができるだけでなく、食べ過ぎを防いで腸内環境の悪化も予防することができるからです。
また、ココアを作るときには物足りなかったとしても砂糖は加えずに豆乳や牛乳を混ぜてまろやかな味を楽しみましょう。豆乳や牛乳にはオリゴ糖が含まれており、オリゴ糖も便秘解消に効果が期待できるものです。
また、ココアはできる限りホットで飲むことによって体内温度を上昇させて腸内だけでなく身体全体の働きを高めることができます。夏場は暑いかもしれませんが、冷房にあたりすぎることによって夏だとしても代謝機能が低下することもありますので、ホットココアで代謝機能も上昇させるようにしていきましょう。
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腸内環境改善がなぜ体臭・便臭の解消につながるの?
ココアが便臭を抑えることを理解していただけたと思いますが、腸内環境を改善することによっても体臭や便臭を解消することができます。
なぜ腸内環境改善が体臭・便臭の解消につながるのかというと、腸内で溜まった老廃物によって発するガスは体内を巡って体臭にもなりますし、老廃物を長時間腸内に溜めてしまうことによって宿便が腐敗してしまい便臭が強くなってしまうからです。
ただの便秘解消であれば下剤を使えばいいと考えがちですが、腸内環境を改善するとなると腸内に存在する善玉菌の数を増やすしかありません。善玉菌を増やすためにはビフィズス菌のような菌を積極的に摂るという方法もありますが、老廃物を体内に溜め続けないということも解消法の1つとなるのです。
また、ココアに含まれるリグニンによって便臭の原因であるニオイ成分を包み込み便臭予防にもなります。
腸内環境を整えるという習慣は一見身体に表れづらいように見えますが、体臭・便臭にも深く関わってくるものなので、しっかりと対策を続けていく必要があります。ココアを1~2杯飲むだけでその解消の近道となるのであれば続けることは簡単ではないでしょうか。継続することが何よりも大切なので、ココアで便臭予防を続けてみてください。
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まとめ
- ココアに含まれるリグニンは腸内でぜん動運動を活発にしてくれるため、便の排出を促してくれる効果がある。リグニン自体が便臭の原因であるニオイ成分を包み込み、ニオイを少なくしてくれるというのも特徴のひとつ。
- ココアは飲みすぎてしまうと肥満の原因になってしまうため、1日1~2杯を目安に飲む。
- ココアに豆乳や牛乳を加えるとオリゴ糖の効果で便秘解消にもつながる。