シャワーだけでは体臭は臭いまま？

シャワーだけで体臭を消そうとすると限界があります。なぜならば、シャワーのみだと老廃物は落としきれないからです。それと比較すると、入浴のほうが体臭予防効果は抜群にあるのです。入浴がシャワーよりも体臭改善に良い理由をいくつか検証していきます。

入浴は疲れをとる

「乳酸」という疲労物質が蓄積されるため体の疲労が生じます。しかも乳酸は肝臓で分解、解毒されて回復していくのです。ですが、疲労が回復せずに肝臓機能が低下してしまえば、乳酸の解毒がうまくいかず、「アンモニア」に変化し、悪臭を放つことになるでしょう。

ですから、体が疲れているということは、体臭も同時に放ってしまうということが言えるのです。疲労物質である乳酸は体臭と密接な関係があったのです。こうしたことを踏まえると、入浴することで疲労改善すれば、乳酸がアンモニア臭に変化することがなくなるため、体臭予防になります。

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入浴でリンパや血流をよくする

入浴をすることで水による浮力が体全体にかかります。それにより血流がよくなり、リンパの流れがスムーズになるでしょう。体臭物質アンモニアを含む老廃物質が排出されやすくなります。シャワーだけでは浮力によるマッサージ効果は得られないため、やはり、入浴でスムーズにさせることがベストなのです。

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発汗作用

入浴をすることで、毛穴が開き発汗作用が促進されるでしょう。体臭の原因でもある皮脂汚れや、アンモニア物質などが排出しやすくなります。シャワーでは、発汗作用を促すまでの効果が期待できません。よって発汗作用のある入浴は体臭対策になるのです。

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良質な睡眠を得る

入浴している間は体温が上昇しやすくなりますが、入浴後は次第に体温が低くなり、良質な睡眠に入りやすくなるでしょう。肌には、皮膚の生まれ変わるサイクルであるターンオーバーが存在します。そのターンオーバーが寝不足や疲労などにより、乱れてしまうと、老廃物質を含む垢などがうまく落とせなくなってしまいます。

この垢が体のあちらこちらに蓄積していれば、必然的に体臭はひどくなりますよね。入浴することで良質な睡眠をとり、ターンオーバーを正常にさせることが体臭予防にもつながるのです。

シャワー・お風呂の最適な頻度とは？

清潔さを求める日本人は、お風呂やシャワーが好きですね。ですから、ほとんどの人が毎日欠かさずにシャワーや入浴したり、洗髪したりは当たり前の生活習慣になっていることでしょう。

ですが、体臭を発生させないようにするためには、「シャワーやお風呂に入る頻度は3日に1回程度が理想」とする考え方もあるのです。1日の疲れをバスタイムで完結していた人にとっては、3日に1回の入浴なんて考えられないでしょう。つまり、シャワーやお風呂に頻繁に入れば入るほど、体臭がひどくなる可能性が高いのです。

その理由を検証していきましょう。

常在菌が流出しやすくなる

体には善玉菌や悪玉菌が混在しています。シャワーやお風呂で悪玉菌ばかりを流してしまえれば良いのですが、同時に善玉菌も流してしまうわけです。ちなみに、表皮に存在するブドウ球菌は不快臭を作り出してしまう悪玉菌から守る働きがあるために、シャワーやお風呂でこれらの常在菌が流されてしまうと、悪臭が発生してしまうことになります。

シャワーやお風呂に入れば体臭予防になると思いきや、実は良い菌まで流してしまうため、体臭を発生させやすくしてしまっていたのですね。

頻繁に洗う事で傷をつけてしまう可能性もある

シャワーを浴びたり、お風呂に入ったりする前には、必ずボディソープやタオルなどで洗うでしょう。垢などの汚れを落とそうとして、洗浄力の強いボディソープを使ってゴシゴシと力を入れて洗いやすくなりがちです。そうすることで、皮膚に傷がついて皮膚炎を起こしたり、刺激により過剰皮脂が分泌されやすかったりします。

これではシャワーや入浴のたびに体臭リスクが上がるでしょう。

「3日に1回の入浴なんて今さらできない」と思う人がほとんどですよね。そのような人は、お風呂に入る時に刺激の少ないボディソープなどで優しく洗うことに力を注いでみるところから始めてみましょう。常在菌を無理に落とさないことを意識してバスタイムに臨んでください。

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まとめ

• シャワーのみだと老廃物は落としきれないため、シャワーだけで体臭を消そうとすると限界がある。
• 体臭を発生させないようにするためには、「シャワーやお風呂に入る頻度は3日に1回程度が理想」とする考え方もある。
• 常在菌を無理に落とさないことを意識してバスタイムに臨む。