10人中9人が誤解している加齢臭の臭う部位

クイズで加齢臭が臭う身体の部位を聞くと、正解率は1割に満たない数字だったそうです。1割の回答者が頭、そして8割以上が耳の後ろと答えています。つまり、10人中9人が加齢臭の本当の発生源を知らない、ということです。

加齢臭の原因は、皮脂が酸化してできるノネナールという物質です。したがって、ノネナールが発生しやすいのは、皮脂分泌が特に活発な背中や胸元、ということになります。

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加齢臭の意外過ぎる発生源

意外なことに、加齢臭は背中から臭うことが判明しました。もちろん背中以外にも、皮脂腺が発達しているところならどこでもノネナールが生成されます。ただ、面積が広いとどうしてもニオイも強くなりますよね。ニオイ物質は身体の体幹部から発生しやすいようです。

しかも背中は手が届きにくいため、身体を洗う時も適当に済ませがちです。柄の長いブラシなどを使い、早速今晩から背中まできちんと洗ってみてください。

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耳の後ろが臭うのはミドル脂臭

では、耳の後ろは洗わなくても良いのかといえば、答えは「NO」です。そもそも人間の身体の中で洗わなくても良い部分はありませんし、耳の後ろが実際に臭う方もいます。

加齢臭と混同されがちですが、耳付近のニオイがきつい場合、ニオイ成分のジアセチルを原因とするミドル脂臭の疑いが濃厚です。昔は“オヤジ臭い”と一緒くたにされていましたが、今は研究の成果によって細分化され、別物であることが判明しました。

加齢臭同様、ミドル脂臭のニオイも強烈な上、ワキガのように自分では気づきにくいので厄介です。

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加齢臭とミドル脂臭の決定的な違いとは

「加齢臭かと思ったらミドル脂臭だった」と喜ぶことはできません。ミドル脂臭もじゅうぶんに臭く、老化のサインです。では、加齢臭とミドル脂臭はどう違うのでしょうか。

まず、50代以降から臭いやすい加齢臭とは異なり、ミドル脂臭は30代から40代にかけて発生しやすいニオイです。古本やロウソクのロウのようなどこかしなびたニオイを放つ加齢臭に対し、ミドル脂臭は古くなった油のようなニオイをしているのが特徴的です。

原因となるニオイ物質も、皮脂が酸化して生まれるノネナールによって引き起こされる加齢臭とは異なり、ミドル脂臭の原因物質はジアセチルです。ジアセチルは、汗の中に含まれる乳酸が肌の常在菌と触れ合うことで生成されます。

ミドル脂臭と加齢臭は下記の3つの対策で防ぐことができます。

ニオイの発生源が分かっていると対策しやすくなるはずですし、まずは発生源を突き止めることから始めてみましょう。

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加齢臭とミドル脂臭のダブルパンチから脱却するには？

人によっては加齢臭とミドル脂臭の両方臭っている場合もあります。つらいのは本人よりも周りの人かも知れません。禁煙、禁酒、野菜中心の食生活、ウォーキングなどの適度な有酸素運動などは、どちらの体臭にも効く共通対策です。デオドラント製品も便利ですが、臭ってから消臭するよりも臭わないよう生活習慣を変える方が根本的な対策になります。

忙しくてシャワーだけで済ます日も、消臭成分が配合されたニオイ対策専用のボディソープで丁寧に洗いましょう。頭皮も皮脂腺の多い部位なので、加齢臭やミドル脂臭もケアできるようなシャンプーを使うのが理想的です。

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また、内側からのケアとしてサプリメントなどの活用もおすすめです。外側からだけではなく、内側からもアプローチすることで、ニオイの対策を徹底的に行いましょう。

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まとめ

• 加齢臭は耳より背中から臭う
• 耳付近が臭う場合、ミドル脂臭の可能性大
• 禁煙、禁酒、有酸素運動は加齢臭とミドル脂臭の両方に効く臭い対策