加齢臭と体臭は違う！職場でのスメハラ注意！ニオイを気にする80％の人を救う対策法とは？

気づかないうちにスメルハラスメントの加害者になっていませんか？悪気がないとはいえ、加齢臭も体臭も他人には迷惑でしかありません。もしニオイを自覚しているなら、正しい対策方法を知ってスメルハラスメントの加害者にならないよう注意しましょう。加齢臭と体臭は別物で、ニオイの成分や対策方法も違います。

2018年08月17日更新

ニオイペディア編集部

この記事の目次♪

1 気づかないうちにスメハラの加害者に？
2 加齢臭と体臭の違いって？
3 ノネナールはシャワーでは流せない！
4 まとめ

気づかないうちにスメハラの加害者に？

気づかないうちにスメハラの加害者に？
他人から指摘されない限り、自分が臭っていることに無自覚な方が大半です。2013年のマイナビニュースによると、下記のような調査に基づき、驚きの結果が出たということが分かります。

ブラシナが、都市部（札幌市・東京23区・名古屋市・大阪市・福岡市）に住む20代以上の男女を対象に実施した、「オフィスや職場におけるニオイに対する意識調査」アンケートでは、600名から有効回答を得ました。これにより、79.7％もの人がオフィスで他人のニオイを気にしているという結果が出ました。

さらに、どのようなニオイが気になっているかというアンケートでは、下記のような結果が出たそうです。

具体的にどんなニオイが気になるか聞くと、もっとも多いのは口臭(61.1%)、次いで汗のニオイ(33.9%、加齢臭(28.0%)という結果になった。

引用元：マイナビニュース「80%が職場で他人のニオイを気にしている! 好ましい香りは男女ともに●●」2013/10/23

流行語にもなっている“スメハラ”はスメルハラスメントの略称で、不快な体臭や口臭を周りに撒き散らして嫌な思いをさせる嫌がらせのことです。

わざとニオイを出しているわけではないので嫌がらせとは言えないかもしれません。けれど臭う相手としょっちゅう会わなければならない場合、長時間同じ空間にいなければならない場合、被害を被っている方は本当にしんどい時間を過ごさなければなりません。

特に加齢臭はある程度の年齢を超えると臭ってもおかしくないので、周囲に指摘される前に予防対策に取り組むことが大切です。

関連記事スメルハラスメントかも？ワキガの自覚率11.3％という衝撃

加齢臭と体臭の違いって？

加齢臭と体臭の違いって？
そもそも、加齢臭と体臭の違いを聞かれたら一言で説明することができますか？「加齢臭＝体臭」だと誤解している方が多く、違いをご存知ない方が多いようです。

加齢臭も身体から放たれるニオイに含まれるので体臭と言えないこともありませんが、体臭の原因は汗です。皮膚常在菌が汗と混じり合い、その人特有のニオイにブレンドされます。強烈な体臭であるワキガも、実は汗を一滴もかかなければ臭いません。

一方、40代に突入する時期から気をつけなくてはならない加齢臭は、皮脂の酸化によって引き起こされます。皮脂が酸化する時に生成されるノネナールと呼ばれるニオイ成分こそ、加齢臭の原因です。

つまり、加齢臭を予防するには皮脂が酸化しないような生活習慣を心掛けることが有効です。過度の飲酒習慣、喫煙習慣も加齢臭をきつくさせるので、節酒、禁煙も効果的な予防対策になります。

ノネナールはシャワーでは流せない！

ノネナールはシャワーでは流せない！
厄介なことに、加齢臭のニオイ成分ノネナールは水に溶けにくい上、皮膚にこびりつきやすい性質をもちます。体臭はデオドラントシートで汗を軽く拭くだけでも予防することができますが、ノネナールによってニオイがきつくなる加齢臭の場合、ざっとシャワーで流すぐらいでは不十分です。