ワキ臭・ワキガ

ワキガ治療で保険が使える手術の種類と費用とは?給付金が出る可能性も!

市販の消臭剤に限界を感じていませんか?ワキガ治療を検討中なら、受診前にどんな治療方法があるのか一通り把握しておきましょう。保険が使えるものとそうでないものは、費用にかなり差が生じます。そもそもワキガは病気なのでしょうか?病気でなければ健康保険も使えません。手術や超音波治療の費用や注意点など、最新情報をお伝えします。

ワキガ治療 保険

2016年03月16日更新

ニオイペディア編集部

  • fb
  • line

ワキガは病気?保険は使えるの?

ワキガは病気?保険は使えるの?
「ワキガは体質の問題であって病気ではない」という説を聞いたことがある方も多いでしょう。確かに“ワキガ体質”といわれるぐらいですから、病気ではなく体質という説も納得することができます。

ワキガが体質の問題か病気の問題かの結論は諸説ありますが、結論から申し上げますと「体質であり病気でもある」というのが正解です。事実、単なる身体的特徴の範ちゅうを超えて強烈に臭う場合、疾病として認められるので健康保険が適用される治療法も色々あります。

関連記事ワキガは何歳から臭う?遺伝の可能性と後天的なワキガとは
関連記事【体験レポート】体臭サプリ「臭ピタッ!」評価もいいので自分で使ってみた結果

手術給付金が出る可能性も!保険が使える手術治療の種類と費用

手術給付金が出る可能性も!保険が使える手術治療の種類と費用
健康保険の範囲内で受けることができるワキガ治療には、どんな種類があるのでしょう。現在、保険が使えるのは剪除法(せんじょほう)と呼ばれる手術方法です。皮膚を切り取るためにメスで切開する切除法ではなく、皮膚を裏返してアポクリン腺を見るためにメスを使います。

ハサミでアポクリン腺を取り除いた後は、切開した部分を縫い合わせて手術を終了します。目立つかどうかの問題はさておき、剪除法は4センチ前後の切開線が1~2本残ります。

手術の費用は保険適用後、大体35,000円ぐらいです。検査費用など諸々の費用を足しても、5万円あれば足りるでしょう。入院をすすめられる場合は入院費用がかかりますが、どのクリニックでも治療費用にそう大きな差はありません。

医療保険加入者は契約内容をチェックしてみてください。医科診療報酬点数表にも記載されている手術なので、手術給付金を貰える可能性もあります。

手術痕が残らないミラドライという自由診療治療を選ぶ患者さんもいます。ミラドライも手術痕は残るものの、他の手術法のようにアポクリン腺を取り残す心配がありません。治療効果は非常に高く、再発の恐れはほとんどありません。

関連記事効果の高いワキガのボトックス治療の注射の痛みや気になる費用
関連記事わきが治療に使われるミラドライのメリットとデメリット

結局超音波治療はいいの?悪いの?

残念ながら、今の段階では剪除法以外のワキガ治療は大体自己診療扱いになります。人気が高い超音波治療も、基本的に健康保険は適用されません。保険診療扱いにしてくれるクリニックもありますが、ごく一部です。自由診療だとどうしても治療費が高くつくので、治療をためらう患者さんもいます。

また、女性の場合、副乳多汗症も同時に併発していると超音波治療では思うような効果が得られないこともわかっています。傷痕が目立たない点は超音波治療の魅力ですが、約1割の確率で再発する可能性が残るところは大いに気になるポイントでしょう。30万円以上かけて治療を受けたのに、再びあのワキガ臭が立ち込めるようになったら元も子もありません。

ただし、保険が効く上に確実に治療することができる剪除法は、醜い傷痕が残る大がかりな手術です。術後1週間近く腋を圧迫しなければなりませんし、しばらくの間腕が動かしにくくなるので、普段通り生活するわけにもいきません。そのため、再発リスクを伴い費用が高くても、超音波法などの治療法を選択する患者さんが増えています。

どのリスクを選ぶのか、患者さん個人の考えによって、ベターな治療法を決めることになります。

関連記事副作用で汗量増加!ワキガ手術の実態調査!デメリットがひどい
関連記事自宅でワキガ改善?効果のある治療器の種類や紫外線による改善方法とは

まとめ

  • 保険が使える為5万円以下で受けられるワキガの剪除法手術は、醜い傷痕が残る点がネック
  • 超音波治療は再発する可能性がある上、基本的に自由診療なので30万円前後のお金がかかる
  • ワキガ治療はどの治療法も何らかのネックを抱えている
  • 関連するキーワード