男女の脇の臭いは服装や環境で違いがある?それぞれの原因と対策法
脇の臭いが気になるという人はたくさんいるのではないでしょうか。 脇の臭いの悩みというのは男であろうと女であろうと同じようにもっているものだと思います。
2017年01月03日更新
この記事の目次♪
脇の臭いの原因
脇の臭いが気になったことがないという人はこの世の中いないのではないでしょうか。実際に脇が一切臭くならないという人もいないと思います。
脇の臭いと一言でいっても「ただ汗臭くなってしまう」という人と「ワキガの臭いの悩みがある」という人と2種類のパターンがあると思います。酸っぱいような汗臭さとワキガの臭いというのは、臭いが発生する原理は一緒です。
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人間は2種類の汗腺を持っています。全身に誰もが持っている体温調節をするための汗腺のエクリン腺と、限られた部位にのみ存在するアポクリン腺です。エクリン腺から分泌される汗というのは通常の酸っぱい汗臭ささの原因となります。
アポクリン腺から分泌された汗はワキガの臭いの原因となります。エクリン腺もアポクリン腺もどちから分泌される汗も汗自体に臭いがありません。ではなぜ脇が臭くなってしまうのかというと、分泌された汗を常在菌が分解する際に臭いが発生しているからです。
汗は出てくるし菌はどんどん繁殖していくので脇を綺麗にしない限り臭いがなくなることはありません。ワキガに関しては誰もがワキガの症状になるわけではありません。ワキガの根本的な原因となるアポクリン腺には個人差があります。
体に存在するアポクリン腺の数が多くて粒が多いければワキガになることはありますが、もともとアポクリン腺が少ないという人は一生ワキガになるということはありません。ワキガはある日突然なってしまうものではないということです。
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男女の違い
男女の脇の臭いには違いがあるのでしょうか。
女性のほうがアポクリン腺が多いという話も聞いたことがありますが、誰もが当てはまることではなくて個人差があるものだと思います。男性でもアポクリン腺の数が多くて重度のワキガの症状があるという人はいますからね。男女の脇の臭いの違いは服装や環境などが影響しているのだと思います。
男性の場合は夏場でもスーツを着たりしなくてはならない場合がありますが、女性の場合は風通しのよいノースリーブを着ることもできます。男性のほうが何かと風通しの悪い服装となるので脇汗をかきやすくなって、菌の繁殖も増えるのだと思います。その結果、男性のほうが脇のにおいは強くなります。
そして男女の大きな差は腋毛を処理しているかしていないかだと思います。腋毛があるのとないのとでは、脇の臭いは大きく異なります。腋毛があるほうが汗がたまりやすくて雑菌も繁殖しやすくなります。汗と菌が一緒になってしまえば臭いは発生してしまうのです。
ワキガの症状に関しては特に男女に大きな違いはないと思います。症状に違いはないけれど、服装や腋毛などの影響で臭いが悪化してしまうことがあります。
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脇の臭いの対策法
男女共に脇の臭いを対策していく上で一番大切な基本的なことは「脇の下を清潔に保つ」ということです。
脇の臭いは汗と菌が混ざることで発生します。ならば、汗と菌を放っておかないようにするために拭き取ったりシャワーを浴びたりなどの最低限のエチケットが必要になります。その上で脇の臭いが気になる場合は制汗剤を使用していきましょう。
ワキガの症状の場合は一般的な制汗剤を使っても効果はないので、ワキガに効果のある殺菌作用と制汗作用の強力なデオドラントクリームを使用していきましょう。制汗剤を使用するときは清潔な状態の乾いた肌に使うというというのが正しい使用方法です。
デオドラント用品は正しい使い方をしないと消臭効果も制汗効果も発揮されません。効果がでないどころか、脇の臭いを悪化させてしまうことがあります。デオドラント用品を使用する一番ベストなタイミングはお風呂上がりの乾いた肌です。
ワキガの症状がある場合は夜のお風呂上がりにデオドラントクリームを塗って、朝出かける前に脇の下を綺麗に拭き取ってから再度塗り直すと効果的です。
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まとめ
- エクリン腺から分泌される汗というのは通常の酸っぱい汗臭さ、アポクリン腺から分泌された汗はワキガの臭いの原因となる。
- 男女に大きな違いはなく、服装や腋毛処理の状態によって異なることがある。
- ワキガの症状の場合は一般的な制汗剤を使っても効果はないので、ワキガに効果のある殺菌作用と制汗作用の強力なデオドラントクリームを使用しましょう。