がんが原因の口臭って?内臓のどこがSOSを出してるの?
口臭は体の異常を知らせるサイン。病気の中でもがんのような深刻な場合は早期発見が大切です。 口臭とがんの関係についてまとめました。
2016年11月19日更新
ガンが原因の口臭はどんなニオイ?
がんが原因で口臭が強くなる場合があります。口臭といっても臭いの種類は様々ですよね。食事をした後の臭いや虫歯が原因になるもの、そして体の中に問題がある場合、どれも特徴のある口臭となります。
ここで注意したいのががんによる口臭。この場合の臭いは卵が腐ったような臭いがすることが特徴。実際にガン探知犬が臭いにより胃がんや大腸がんを見分けることができるため、がんによる口臭は特徴があるといえます。
独特な臭いは犬だけでなく人間にも感知できる場合もあります。胃がんの口臭は、胃腸不良の場合と共通する臭いがあり、口臭だけで病気の判断をすることは大変危険。がん患者さんに接する機会が多い人は、花のきつい臭い、または全く臭いがしないという場合もあるようです。
このようにがんが原因で口臭が強くなる時は、病気の治療をしない限り改善はされません。いつまでも口臭が気になる、体調が悪いなどの症状が続く場合は、まず医療機関で相談してみましょう。
口臭は口の中の臭いだけでなく、体内からの病気が原因で発生する場合もあります。いつか治まると安心してしまうと、深刻な病気の発見が遅れてしまう可能性もあります。
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ガンが口臭の原因になる理由
がんで口臭が強くなる理由は胃腸機能が減少しているため。胃がんや胃炎、十二指腸潰瘍などの病気を患っていると、胃腸機能が衰え硫黄水素を発生させます。食べたものが正常に消化吸収されないと残った食べ物が胃腸内で発酵し、この際に臭いの強い硫黄水素が発生するのです。
腸内で発生したガスは腸壁から吸収されたのち、血液に混ざり肺から呼吸として放出されています。口臭が強く歯磨きをしてもなかなか臭いが消えないのは体の中が臭いの元になっているためなのです。
胃の臭いは口元まで直接逆流することはほとんどありません。食道と胃の間には「噴門部(ふんもんぶ)」とよばれる部位があり、食べ物を通す為に開かれるため、それ以外では閉じているので臭いが出てくることはないのです。
例外ではゲップをした時に胃に溜まった空気が放出されることがありますので、このような場合は噴門部が開き、中の臭いが排出されます。
がんの口臭はアンモニア臭が強い場合やねずみのような臭いがする場合などもありますので、まずは病気の種類を把握することが大切。がんは早期に治療を始めれば治る可能性が高いため、日頃から口臭を始めとした体調の変化に敏感になりましょう。
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対策方法
がんの口臭は基本的に病気治療をすることが大切です。口臭の原因は色々ありますが、内臓疾患を発見するためのサインになりますので、併発する症状とも照らし合わせながら早めに医療機関で診察を受けましょう。
口臭が気になる場合は歯磨きやマウスウォッシュを使って一時的な対策を行うことも効果的。
しかしがんのように体に問題がある場合の口臭ケアはサプリメントがオススメです。口内の菌のバランスを整え、臭いを抑制する効果があります。歯磨き粉やガムのように匂いで隠すのではなく、体質を改善する目的もあります。
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口臭はまわりの人ほうがとても敏感。そこでエチケットのためにもセルフチェックをしてみましょう。
使うものはコップやビニール袋。口にあてて息を吹き込み、臭いをチェックしましょう。息を吹き込む際は大きく深呼吸をしてから。臭いの強い口臭は自分の鼻が麻痺して判断できない可能性もあります。不安な場合は家族にお願いして臭いをかいでもらうのも良いでしょう。
体調不良は体に色々な症状を招きますが、臭いはそのうちの一つ。急に口臭がきつくなる場合や、いつまで臭いが続く時は体のどこかにトラブルが発生している可能性がありますよ。
まとめ
- がんによる口臭は卵が腐ったような臭いがすることが特徴。
- がんで口臭が強くなる理由は胃腸機能が減少しているため。
- 口臭ケアはサプリメントがオススメ。