野菜嫌いは体臭がきつい?体臭予防効果のある野菜4選
体臭は食生活に関係していることをご存じでしょうか? 体臭を抑える野菜を食べずにいると、気付かないうちに体臭がきつくなっているかも…。 体臭を抑えるのにおすすめの野菜と成分をご紹介します。
2017年03月21日更新
体臭を抑える効果のある野菜と成分
体臭がきつくなってしまう要因は、活性酸素による血中コレステロールの酸化です。血中コレステロールが活性酸素によって酸化させられてしまうと、凝固してしまいます。すると、凝固したコレステロールが血中に溜まってしまうので、血流が悪くなり、腸の働きも低下してしまうのです。
腸の働きの低下により、腸内に老廃物が溜まり、発酵して悪臭となり、その悪臭が血液と共に全身に回って体臭となります。まさに負の連鎖です。
体臭を抑えるには、活性酸素による血中コレステロールの酸化を防ぐことが大切になります。この酸化を防いでくれるのが、抗酸化作用のある成分です。抗酸化作用のある主な成分として、ビタミンCやビタミンE、βカロテンやリコピンなどのカロテノイド、ポリフェノール類などがあります。
この抗酸化作用は、サプリメントのように成分単体で摂るよりも、食品そのもので摂る方が効果が高いとされています。抗酸化作用を多く含む野菜を食事に取り入れることが、体臭の改善に繋がります。
野菜を食べるのはとても良いことですが、体臭の改善を目的とした場合、注意が必要な野菜もあります。それはキャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜です。
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アブラナ科の野菜にはコリンという成分が含まれており、このコリンによって体内で魚のにおいがする成分が作られてしまうようです。体臭を抑えるためには、アブラナ科の野菜は過剰に摂取しない方が無難です。
では、どういった野菜を食べたらよいのか、体臭を抑えるための抗酸化作用を含む、おすすめの野菜をご紹介します。
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ほうれん草
ほうれん草にはβカロテンが多く含まれています。他にも抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、ポリフェノール、ルテインという成分も含まれています。食物繊維も含まれていますので、腸内環境を整えるのにおすすめの野菜です。
ただし、ビタミンCや食物繊維は熱に弱いので、調理の際は湯がく程度にしておきましょう。生で食べられるサラダほうれん草もおすすめです。
また、鉄分も豊富に含まれているので、貧血予防にもなります。
じゃがいも
じゃがいもには意外にもビタミンCが多く含まれています。じゃがいもに含まれているビタミンCは熱に強いため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。調理の際になくなってしまうことが少ないので、ビタミンCを効率よく摂ることが出来ます。
じゃがいもの皮にもビタミンCや抗酸化作用のあるクロロゲン酸という成分が含まれているので、皮付きのまま調理するのもおすすめです。また、むくみの改善に効果があるとされるカリウムも多く、カロリーも低いため、キレイになるサポート効果も期待できます。
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アボカド
栄養価が高いことで知られているアボカドには、ビタミンCとビタミンEが多く含まれています。その他にも、抗酸化作用のあるルテインやグルタチオンという成分も含まれています。生で食べられるので、熱に弱いビタミンCをしっかり摂ることが出来ます。
さらに、アボカドには不飽和脂肪酸という脂肪分が含まれており、これは血中のコレステロールを下げたり、血液をサラサラにする効果があります。抗酸化作用だけではないアボカドですが、カロリーも高いので適量を食べることが大事です。
アボカドの摂取量は1日に1/2個が目安です。
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トマト
「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれているトマトには、リコピンが多く含まれています。トマトの色が赤いのは、リコピンの色素からきています。このリコピン、抗酸化作用がとても強いといわれています。
油に溶けやすい性質があるので、油を使った調理によって効率よく摂取できます。熱にも強いので、加熱調理しても大丈夫です。ビタミンCやビタミンEも含まれていますので、生で食べるのもありです。
野菜ジュースじゃダメなの?
野菜ジュースでも抗酸化作用のある成分を摂ることは出来ます。しかし、市販のものは糖分など多く入っていることもあるため、注意が必要です。市販のものよりも、自宅でジュースやスムージー、スープを作ることをおすすめします。
まとめ
- 体臭を抑えるには、活性酸素による血中コレステロールの酸化を防ぐことが大切。
- 抗酸化作用のある主な成分として、ビタミンCやビタミンE、βカロテンやリコピンなどのカロテノイド、ポリフェノール類などがある。
- 自宅でジュースやスムージー、スープを作って摂りいれるのがおすすめ。