ワキガは季節によって症状も変化するって知ってた?要注意な時期とは?

2017年01月17日更新

ワキ臭・ワキガ

ニオイペディア編集部

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なかなか他人に相談することのできない悩みでもあるワキガ。実は季節によって症状も変化することがあるのです。
今回は気になるワキガと季節の関係をご紹介します。

そもそもワキガとは?

まずワキガというと多くの人は「ワキからすっぱいような臭いがするもの」と認識しています。この認識は間違いではありませんが、もう少しワキガについて詳しく説明しましょう。

ワキガの特徴であり多くの人が認識している「すっぱいような臭い」の原因は、アポクリン汗腺と呼ばれる汗の出口から出る汗にあります。

人間の体にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺と呼ばれる2種類の汗腺が存在します。人の汗はこの2種類の汗腺から体の外に排出されるのですが、エクリン汗腺から出る汗の成分は90%以上が水分とされており、そのため臭いはほとんどありません。

エクリン汗腺から出る汗が原因で発生する臭いは、汗と一緒に古い皮脂や角質が流れ出てこれを雑菌が分解することによって発生します。

しかし、アポクリン汗腺から出る汗は成分がほぼ水分のエクリン汗腺から出る汗とは違い汗自体に脂質やたんぱく質が多く含まれており、これが原因でワキガ特有のすっぱいような臭いが発生するのです。

エクリン汗腺は基本的には人間全員が持っている汗腺なのに対して、アポクリン汗腺の有無は両親や祖父母から遺伝するものであり、日本では全体の10%程度の人がワキガだといわれています。

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気を付ける季節

ワキガの原因でもある汗。この汗に気をつかう季節といったら、やはりです。夏の季節はただじっとしているだけでも汗をかいてしまうくらい暑く、そのぶんワキガの臭いも気になってしまいます。

つまり汗の量で考えた場合、夏は特にワキガ対策が重要になる季節だといえます。

基本的な対策はやはり汗のこまめなふきとりと、制汗剤の使用です。ただし、暑い夏をすぎればワキガの心配がなくなると考えているならそれは間違いです。

確かに夏と比べると春、秋、そして特に冬は汗をかく量は少なくなります。しかしそれはあくまで原因となる汗の量が減っただけであって、ゼロになったわけではないのです。

そしてやっかいなことに「もう暑くないからワキガの心配はしなくていいか」と考えてしまうことによって対策がおろそかになり、汗をあまりかかない冬のほうがワキガの臭いがひどくなってしまうこともあるのです。

つまり季節によって汗をかく量は違えど、ワキガ対策はしっかりと1年中する必要があるということなのです。

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冬の対策は?

1年の中で最もワキガ対策の手を抜いてしまいがちな冬。しかし冬は上で紹介したように汗をかきづらいというイメージが理由で対策がおろそかになってしまう以外にも、ワキガの臭いがひどくなる理由があるのです。

理由1…厚着による蒸れ

冬は気温の低さからどうしても厚着になってしまいます。何枚を服を重ねてしまうことで服の中の通気性は悪くなり、雑菌が繁殖しやすくなります。

こうなってしまうとワキガの臭いもひどくなります。

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理由2…洗濯しづらい衣服

冬といったらセーターやジャケットが活躍する季節でもあります。こういった洗濯のしづらい衣服にワキガの原因の汗が染みついてしまうと、身体からではなく服からワキガの臭いが漂うことになってしまいます。

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理由3…臭いの原因が濃縮される

夏はたしかに汗の量が多くなるためワキガの臭いにも気をつかいますが、汗をたくさんかくということはそれだけ汗の中のワキガの原因となる成分は薄くなります。

しかし冬の汗は、1日に体の外に排出される量が少ない分、ワキガの臭いの原因となる成分が凝縮されている場合があるのです。

このように汗の量が少ないことが仇になって、ワキガの臭いがきつくなることがあります。

理由4…乾燥による皮脂の増加

冬といったら1年の中で最も乾燥する季節でもあります。実は肌が乾燥すると体から皮脂が大量に分泌されます。この皮脂がアポクリン汗腺から出てくる汗と混ざると、ワキガの臭いはひどくなってしまうのです。

このように意外に思えますが、冬でもワキガの臭いがひどくなる理由があります。しかし原因がわかっているのであれば、対策もしやすいものです。

冬のワキガ対策としては、

  • 通気性の良い服で蒸れを防ぐ
  • 重ね着をして、体温調節をこまめにする
  • お風呂にしっかりとつかり汗をかく
  • クリームなどで肌を保湿する

 
といった点を意識するようにしましょう。

ワキガは季節を問わず1年中対策が必要になりますが、意外にも最も汗をかく量が少なくなる冬でも臭いが強くなってしまうことがあります。「冬だから」と気を抜かずに「冬だからこそ」しっかりとワキガ対策をするべきなのです。

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まとめ

  • アポクリン汗腺の有無は両親や祖父母から遺伝するものであり、日本では全体の10%程度の人がワキガだといわれている。
  • 夏は特にワキガ対策が重要になる季節だが、汗をあまりかかない冬のほうがワキガの臭いがひどくなってしまうこともある。
  • 一年中対策は必要になるが、汗をかかない季節だからと気を抜かずにワキガ対策をしっかりしましょう。

 

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