ワキ臭・ワキガ

ワキガの遺伝率80%以上!?再発の恐れのない手術の方法とは?

「ワキガは遺伝する」と聞いたことはありませんか? 残念ながらこれは都市伝説ではなく、事実です。両親がワキガの場合、子供に70~80%以上の確率で遺伝します。父親か母親のどちらかがワキガの場合でも、遺伝率は約50%です。ワキガは強烈なニオイを放っているのに自分ではあまり気づきにくいので厄介ですが、スメハラの加害者にならないためにも重度のワキガなら治療を検討する必要があります。今は手術で簡単に治る時代なので、恐れることはありません。

2018年08月20日更新

ニオイペディア編集部

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両親がワキガだと遺伝率80%オーバー!

両親がワキガだと遺伝率80%オーバー!
ワキガは血液型同様、高確率で遺伝します。ワキガの正式な病名は「腋臭症」、立派な遺伝病です。

父親も母親もワキガ体質なら70~80%以上の遺伝率で子供もワキガ体質になりますし、片方だけワキガ体質の場合でも50%程度の確率で遺伝します。つまり、父親も母親もワキガ体質ではない場合、ワキガ体質の子供が生まれる確率は非常に低いと言えます。

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ワキガの簡単なセルフチェック方法

ワキガの簡単なセルフチェック方法
ワキガが厄介なのは、びっくりするくらい強烈なニオイを放っているのに、当の本人は体臭に気づきにくく、周りも指摘しにくいために発見が遅れがちになるところでしょうか。小さい頃から自分の体臭を嗅ぎ慣れてしまい、自覚しにくくなる上、家族も同じようなニオイなのでお互い臭覚的な異常を感じにくくなるようです。

「もしかしてワキガかも」と不安になった方のために、ワキガのセルフチェック方法をご紹介しましょう。

まず、ワキガ体質の方は耳垢が常に湿っている状態で、柔らかくベタベタしているのが特徴です。ワキガ体質だと耳の中にも強いニオイを放つアポクリン腺が多く、耳内部に太い毛がたくさん生えることも多いようです。また、肌着のワキ部分に黄ばみや染みができやすい場合、アポクリン腺からの汗がたくさん分泌されている証拠でワキガの疑いが濃厚です。

脇の下に黄色いシミのできたシャツ画像
その他、ワキガ体質だと脇汗をかいた後、アポクリン腺から分泌された汗が白い結晶となって腋毛に付着します。腋毛の白い汚れに気づいたら、ワキガ体質だと自覚したほうが良さそうです。早速耳と脇をチェックしてみて下さい。

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再発の恐れがないワキガ手術とは?

再発の恐れがないワキガ手術
腋毛についた白い汚れを発見し、ショックを受けている方もいらっしゃるかもしれませんが、ワキガの治療法についてお話したいと思います。

ワキガはとにかくニオイが強いため、市販のデオドラント剤では抑え切れません。そのため、気をつけていてもスメルハラスメントの加害者になっていることがあります。ワキガが原因で職場に居づらくなってしまう前に、恋人に振られてしまう前に、病院で治療を受けましょう。

ワキガ治療のメリット・デメリット

ワキガの治療方法は色々ありますが、それぞれメリット、デメリットがあります。

例えば、注射を打つだけで手軽にニオイを軽減することができるボトックス注射は、メスを使わないという点で安心かもしれませんが、3ヶ月から半年程度しか効果が持続しません。定期的に施術を受けなくてはならないのでお金もかかりますし、注射の痛みにも耐えなくてはなりません。

やはり1回の施術で再発することがない治療法をお探しなら、手術が一番です。現在メジャーになっているワキガの手術は直視下手術法の剪除法(せんじょほう)です。腋の下を切開し、医師がアポクリン腺をひとつひとつ肉眼で確認しながら除去していくので、確実性は抜群です。30万円から40万円程度する手術ですが、ほとんどの場合保険が適用されます。

ただし他の手術よりも傷跡が目立ちやすいので、傷を残したくない場合は小さな穴を開ける皮下組織吸引法や超音波吸引法、皮下組織削除法を検討しましょう。こういった非直視下手術法はアポクリン腺を取り残してしまう恐れがあり、再発の可能性がありますが、傷口は目立ちません。

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ボトックスや手術を考える前に!

ボトックスや手術を考える前に!
ワキガの治療方法は、ボトックス注射や手術、治療薬だけではありません。もちろん、根本的に治療したいという場合は手術などをおすすめしますが、副作用も大きいのが事実です。「ニオイさえ抑えられれば」「改善できれば」とお考えの方には、デメリットの大きい手術などはおすすめできません。

ワキガは、食事改善や体臭を抑える漢方薬、サプリメントの摂取などである程度改善できるとされています。治療をしなければ、と追い詰められている方にほど、試していただきたいのがこれらの方法です。

食事では、原因になるとされる動物性の脂質を避ける必要があり、その一方で梅干しなどのアルカリ性食品を積極的に摂ることが推奨されています。油も、ラードやバターを摂っていたなら、オリーブオイルやごま油に変えるなど、食事の面で改善できることは意外にもたくさんあるのです。

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漢方薬でしたら、薬剤師や担当医が一人ひとりの体質、症状に合わせた調合をしてくれるので、治療薬のように改善効果が見込めます。ただし、漢方も胃腸障害など副作用を引き起こす場合もあるので注意が必要です。

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そして、最もおすすめしたいのが、サプリメントの摂取。健康食品なので、漢方薬のように副作用が出ることはなく、食事改善のような面倒な手間は要りません。時間のない方にもぴったりの対策といえるのではないでしょうか。

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ワキガの対策方法はたくさんありますし、自分のライフスタイルや体質に合った改善策をとっていけると良いですね。

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まとめ

  • ワキガの遺伝率は70-80%以上
  • ワキガ体質だと汗ジミが黄色くなり、腋毛に白い汚れが付着する
  • 再発する可能性があるワキガ手術もあるので要注意
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