体臭が犬の種類で違うのはなぜ?ワンちゃんに合ったニオイ対策とは
ワンちゃんをペットにしたいけれど、犬臭さが気になって飼うのをためらっている方に朗報です。体臭は犬の種類によって差があるので、体臭の比較的少ない種類を選べば問題は解決です。「うちの犬、臭い犬種リストに入ってた」とショックを受ける飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。うっかり体臭がきついワンちゃんを飼ってしまった方もご安心ください。犬の種類次第で効果的な体臭対策は違うので、犬種に合った対策に励むことでにおいにくくなります。
2018年08月24日更新
体臭が犬の種類によって違う原因
犬の体臭は飼い主が不安になる大きな問題のひとつです。確かに犬によってはかなりにおうのも事実。賃貸マンションでも、ニオイに関するトラブルで揉めやすいので注意が必要です。
犬のニオイは口臭、便臭、体臭の3種類ありますが、口臭はワンちゃん専用の歯磨きで1日1回磨けばカバーできます。便臭もある程度は仕方ありませんが、こまめにトイレを掃除し消臭対策用のドッグフードをあげることで和らげることは可能です。
問題は体臭です。人間も人種によって体臭のきつさに差があるように、犬も犬種によってアポクリン汗腺の発達具合も毛の量も違うので、においの出やすさも違います。
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きつい体臭の犬の種類は?
きつい体臭の犬の種類は、短頭種や短毛、色の濃い犬種、毛の多い犬種です。ずばり、パグやブルドッグ、ヨークシャーテリアが、ニオイ対策に振り回されやすいワンちゃんの代表です。
反対にマルチーズやトイプードル、ミニチュアシュナウザー、パピヨンなどシングルコートのワンちゃんは比較的においません。豆柴や柴犬もにおいにくい犬種です。もちろん絶対ににおわない種類はありませんし、去勢や避妊手術をしても完全に無臭にすることはできません。
犬種別に違う犬の体臭対策
ワンちゃんの体臭対策は、犬種によって違います。例えばマルチーズもワンちゃんの中では体臭がきつくない部類に入りますが、涙やけが多く、顔の毛も長いので部分的ににおうこともあります。目や口の周りを除菌消臭剤などでお手入れしてあげると効果的です。耳も垂れているので、耳の悪臭を予防するためにも週に2回ほど耳掃除をしてあげましょう。
大型犬のゴールデンリトリバーも耳がにおいやすいので、病気を予防するためにも毎日軽く拭き取ってあげましょう。さらに週に1回は頑固な汚れや死毛を取り除くお手入れが必要です。
パグやブルドッグの体臭を消す対策とは?
パグやブルドッグの体臭がきつくなりやすいのは、シワシワのボディが原因です。シワになっているところは、飼い主がお手入れをサボると瞬く間ににおい始めます。
「愛犬のニオイだから気にならない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ニオイは不衛生な状態になっているサインです。皮膚病になったら大変なので、毎日消臭、除菌液剤で清潔な状態を保ちましょう。耳の汚れも毎日拭き取り、週に1回はスペシャルクリーニングデーにしましょう。
どのワンちゃんにも共通する体臭対策
犬の基本的な体臭対策をおさらいします。
- 口臭はもちろん、虫歯を防ぐためにも1日1回は歯磨き粉や除菌、消臭剤を使って歯を磨きます。
- おしっこ、うんちの度にお尻周り、ご飯の後にお口周りを優しく拭き取ってあげると、部分的ににおうこともなくなります。
- ボディのお手入れでは、ただ毛の表面を撫でるように擦るのではなく、皮膚を拭くことを意識します。
- 案外見落としがちなのが、足の裏です。よだれベタベタのドッグフードやおしっこを踏んだり不衛生になりがちなので、1日に何回かチェックして汚れているようなら除菌、消臭剤で拭き取りましょう。
毎日のこういったケアで体臭を軽減することが可能です。
まとめ
- 犬の体臭は種類によって差がある
- 臭いやすいのはパグやブルドッグ、臭いにくいのはマルチーズや柴犬
- 毎日のお手入れこそ、最高の体臭対策