猫の体臭は種類によってにおいに違いがあるの?消臭対策は必要ない?
愛猫のにおいにお悩みではありませんか?猫の体臭は種類によってキツさが異なります。比較的体臭の少ない猫の種類は、ずばりアメリカンショートヘアやキジ猫。皮脂の分泌腺が多いと、どうしてもにおいやすくなります。ペルシャなど毛足の長い種類の猫は毎日のグルーミングが欠かせません。どの猫ちゃんにも通用するにおい対策は、こまめに洗って皮脂の酸化を防ぐことです。ただし猫は水を嫌がる生き物なので、においが気になるという理由だけでひんぱんに洗うのは問題です。
2018年08月22日更新
体臭が猫の種類によって違うのはなぜ?
犬と同じように、体臭のキツさは猫の種類によっても異なります。ワンちゃんとは比べものにならないほど猫の体臭は強くありませんが、まったくの無臭というわけにはいきません。
もしなるべく体臭の少ない猫を飼いたいと考えているなら、長毛種よりも短毛種を選びましょう。“アメショ”ことアメリカンショートヘアやキジ猫、ミケ猫、ロシアンブルーなども狙い目です。
毛が長いとどうしても蒸れやすくなり、皮脂が酸化しやすくなります。お手入れも長毛種のほうが大変です。ペルシャやチンチラ、ヒマラヤンなど毛足の長い猫を飼う時は、毎日のグルーミングが欠かせません。
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シャンプーは飼い主のエゴ?
毛の長さに加え、皮脂の分泌腺が多いほどにおうようになります。短毛種をペットにする時も、シャンプーがまったく必要ないわけではありません。ただし、猫は肌や毛が水に濡れるのを本能的にすごく嫌がります。体臭が気になるという理由だけでひんぱんに洗うのは、飼い主のエゴかもしれません。
必要なシャンプーの頻度は、猫の種類によって異なります。長毛種や避妊手術を受けていない繁殖期の猫は、1ヶ月に一度くらいのペースで洗ってあげてください。白い猫ちゃんも、同じくらいの頻度でシャンプーしてあげると毛の汚れが気にならないはずです。もちろん病気中や妊娠中、手術の後は入浴NGです。短毛種なら、半年に一度のペースで構いません。
猫は臭い?臭くない?
「そもそもうちの猫は臭くない」と主張する飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。同じ猫ちゃんの飼い主さんでも、体臭に関しては「臭い」、「臭くない」と意見が真っ向から対立することがあります。
事実、臭い猫と臭くない猫がいるのはなぜでしょう。体臭には個体差があるとはいえ、実際猫は動物特有の嫌なにおいがほとんどしません。嫌なにおいどころか、お日さまやお布団のような良い香りがする猫も少なくありません。猫がにおう時、体臭ではなく酸化した皮脂のにおいやおしっこのにおいが残っている可能性があります。
特に猫の尿臭は強烈です。体臭が薄い代わりに猫のおしっこの濃度は他の動物よりも濃く、激しくにおいます。尿が毛につかないよう、トイレを常に清潔に保つことでにおわないようになります。
猫に消臭対策は必要ない?
基本的なお手入れをさぼらなければ、猫に対しては体臭を消すための特別な対策は必要ありません。猫はもともと体臭がほとんどない生き物です。待ち伏せ型の狩猟動物なので、体臭がきついと敵に居場所を知られてしまいます。そのため、獣なのに猫からは動物臭さがありません。
日向ぼっこも好きなので、天日干しの殺菌効果でカビや細菌などを自然に退治している効果も大きいでしょう。日光浴を欠かさない猫の毛はいつもサラサラしているので、においの原因になるカビや細菌も繁殖しにくくなります。
猫はとてもキレイ好きなので、暇さえあればしょっちゅう毛づくろいに励んでいます。もしいつも通りお手入れしているのに体臭が気になるようなら、体調を崩している確率が高いので病院で診てもらったほうが安心です。
まとめ
- 猫の体臭自体はあまり臭わない。原因は皮脂汚れや尿の臭いかも??
- 特に体臭が薄いのはペルシャなどの長毛種よりアメショなどの短毛種
- シャンプーの頻度は長毛種なら毎月、短毛種は半年に1回が適度