頭皮が臭い原因はひとつだけじゃない!間違ったヘアケアにご用心!
あなたは正しいヘアケア方法をしっかりとできている自信はありますでしょうか。頭皮が臭い原因というのは実は間違ったヘアケアをしていることによって起こる場合が多いです。 では、頭皮が臭くならないような対策はどのようなものがあるのでしょうか。
2018年01月11日更新
頭皮が臭い原因
頭皮が臭くなってしまう原因というのは汗を放置している、ずっと髪を洗わないといったものだけではありません。もしかするとあなたが何気なく行っている習慣の中にも潜んでいる可能性は十分にありますので、今一度見直してみましょう。
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洗浄力の強いシャンプーが臭いの元?
頭皮の汚れをごっそり洗い落とすためには洗浄力の強いシャンプーを使えば良いと思われがちです。洗浄力の強いシャンプーはたしかに汚れや皮脂を洗い落とす効果は高く期待できるものですが、肌にとっては決して良い物だとは言い切れません。
洗浄力が強いシャンプーを使っていると、必要以上の皮脂を洗い落としてしまい、頭皮が乾燥しやすくなってしまいます。そうすると、頭皮を保湿させようとして体内では皮脂を分泌するように指令を出してしまい、結果として過剰に分泌された皮脂によって頭皮が臭ってしまうという悪循環になってしまうのです。
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生乾きは雑菌繁殖の原因に
女性よりも男性のほうが該当するかもしれませんが、短髪であればあるほど髪の毛をドライヤーで乾かさずにいても自然に乾いてしまうため、生乾きで放置しているという人も少なくありません。しかし、生乾きでいる時間が長くなってしまうと頭皮に存在する雑菌や皮膚常在菌にとって繁殖しやすい場を提供しているものと同じになってしまいます。
また、濡れた髪の毛というのは摩擦によってダメージを受けやすい状態になっていますので、頭皮にとっても髪の毛にとっても生乾きの状態というのは良いものではないということを覚えておきましょう。
皮脂が過剰に分泌される
先ほどの洗浄力の強いシャンプーで皮脂が過剰に分泌されてしまうことを説明しましたが、それ以外にも皮脂が過剰に分泌されてしまう要因があります。ホルモンバランスの乱れ、加齢、肉ばかり好んで脂質の多い食事になりがち、帽子やヘルメットを長時間被って頭皮が蒸れがちな人が該当します。
こうした要因が積み重なって皮脂が過剰に分泌されてしまうと、皮脂は雑菌や皮膚常在菌のエサとなってしまい臭い物質を作るだけでなく炎症を起こして抜け毛を多くしてしまうので注意が必要です。
頭皮の皮膚炎
洗浄力の強いシャンプーを使い続けて頭皮が慢性的に乾燥してしまうと、皮脂欠乏性皮膚炎と呼ばれる炎症が起こってしまうことがあります。この炎症はシャンプーなどの刺激によって湿疹やかゆみが起こりやすくなってしまうので、臭いを気にしすぎるあまり間違ったヘアケア法を続けているのが問題です。
また、皮脂や汚れを放置しすぎると皮膚常在菌がエサにして副産物である脂肪酸を産生してしまいますが、この脂肪酸は頭皮にとって刺激となり脂漏性皮膚炎を引き起こしてしまいます。
脂漏性皮膚炎の場合、菌が大量繁殖してしまったことによって起こってしまうので、皮膚科で抗菌薬を処方してもらい治療をしなくては治りも遅くなってしまうということを覚えておきましょう。
頭皮の臭い対処法
頭皮の臭いを対処していくのであれば、まずは洗浄力の強いシャンプーを選ばないということを第一に考えましょう。
最近では頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーが注目を浴びていますが、アミノ酸系シャンプーであれば洗浄力が強すぎず、肌に最低限の保湿を残しながら汚れを洗い落とせるのでおすすめです。
また、洗髪をした後は
- 長時間放置せずにドライヤーで乾かす
- 普段の食生活や行動習慣で皮脂の過剰分泌につながってしまうことは控える
- 頭皮の汚れはその日の内に洗い流す
などを意識した生活をすれば、頭皮の臭いを上手く対処することができるようになります。
大切なのは間違ったヘアケア方法をしないように正しい知識を持って臭い対策を続けていくことなので、どれが正しい方法であるのかを見極めて実践していきましょう。
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まとめ
- 頭皮が臭くなる原因は不潔にしているだけが原因ではなく、髪を生乾きのまま放置したり、洗浄力の強いシャンプーを使用したことで起こる頭皮トラブルが考えられる。
- 頭皮の臭い改善には、洗浄力を重視するのではなく頭皮に優しい成分を選びましょう。
- 間違ったヘアケアが臭いの元となりかねないので、どれが正しい方法なのかを見極めながら実践する。