妊娠初期のオリモノが臭い原因とは?酸っぱい以外の嫌な臭いは病気の証?

妊娠初期 オリモノ 臭い

2017年11月04日更新

デリケートゾーンの臭い

ニオイペディア編集部

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女性の体のバロメーターにもなるオリモノ。妊娠初期にはオリモノの臭いや色がとても気になるものです。それもそのはず、妊娠中はオリモノを支配するホルモンバランスがガラリと変化するためです。
ですが、このオリモノの変化を把握しておくことで妊娠中のトラブルを早期に発見し、お腹の赤ちゃんを守ることもできるでしょう。
妊娠中におこりやすい感染症なども含めて、オリモノの変化を解説します。

妊娠初期のオリモノが臭い原因

妊婦さんの中には、妊娠初期に「オリモノがいつもと違うな…」と感じている人が少なくないでしょう。では、妊娠していない時の正常なオリモノとはどのような色やニオイがするのでしょうか。また、妊娠初期からオリモノが変化する原因を検証します。

さらには、オリモノの変化により気づく妊娠中の注意しなければならない感染症なども紹介します。

正常なオリモノの状態とは?

オリモノとは、膣内に雑菌の侵入を防ぐために酸性の状態を保つことができる粘液及び分泌物のことです。オリモノのもう一つの役割としては、女性の卵子に精子が行き届きやすいように受精を促す効果もあるのです。

オリモノは、生理がスタートする時期、小学校高学年〜中学生くらいに分泌がスタートする女子が多いですね。最近は成長の早いお子様も多く、オリモノ分泌が、低学年くらいからスタートするケースも珍しくありません。

正常とされるオリモノは、上記で説明したように、膣内を酸性にする働きがあるため、酸っぱいにおいがするでしょう。また、色は透明から白っぽい色で、サラサラした質感があります。

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妊娠中に生じるオリモノの変化

妊娠中は以下のように、おりものに変化が生じます。

  • オリモノ増加
    妊娠中はプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増加、それに伴いエストロゲンの分泌も増えます。この事から、オリモノの量は増加することになるのです。
  • 質感が変化
    オリモノは妊娠前と比較すると、粘り気があるものから、サラサラした状態になります。
    妊娠後期の臨月近くになると、赤ちゃんをスムーズに産むための潤滑油の役割として、サラサラ感が増します。
  • ニオイが減少
    オリモノが分泌されることで、膣内を酸性に保ち、酸っぱいにおいを放っています。ですが、妊娠後は酸性が低下するため、こうした酸っぱいニオイを感じる事は少ないでしょう。
  • 色の変化
    ほぼ、透明だったオリモノが、クリーム色に変化することが多いです。

このように、妊娠中のオリモノには変化がありますが、個人差があるので自分の通常のオリモノと違うと感じた時は要注意です。

茶色いオリモノは出血が原因?

妊娠初期に生じやすい茶色いオリモノにビックリする事もあるでしょう。母体の中で赤ちゃんが育つ過程で、オリモノの中に毛細血管が切れた出血が混じるために生じるのです。

まさに、酸化した血なので茶色っぽいのですね。ですから、この茶色いオリモノは、ほとんどが心配のいらないものです。

ですが、この血が鮮血であったり、下腹部に痛みやハリがあったりする時は、異常を察してすぐに医師の診断を受けましょう。切迫早産、切迫流産などの心配も懸念されるからです。

病気が原因のオリモノの異常

妊娠中は抵抗力が弱まるために、様々な菌やウイルスに感染するケースがあります。次のような感染症に気をつけましょう。

クラミジア感染症

微生物に感染し、水っぽいオリモノが特徴です。外用薬である抗生物質を膣内に入れて治療します。

淋病症

性行為を介して淋菌が感染します。悪臭のある黄色く膿のようなオリモノが特徴です。放っておけば産道に感染し、新生児結膜炎を引き起こすでしょう。治療方法は、淋菌に対応した抗生物質投与を数週間継続させます。

トリコモナス膣炎症

微細な泡状で、緑や黄色がちな色のオリモノが特徴です。感染頻度の高い症状ですが、早産や流産を誘発してしまう可能性も高いため、気をつけなければならないでしょう。

一般的な治療法は、膣洗浄を行い、ハイシジンなどの内服及び、腟錠を10日前後継続します。この治療は、ピンポン感染を防ぐためにも、女性だけでなく男性も同時に治療が必要です。

カンジタ膣炎症

まるで固形チーズのような白っぽいおりもの、あるいは、ドロッとした粘性のオリモノを特徴とします。比較的、無臭に近いですが、痒みを伴うケースがほとんどでしょう。治療方法は、抗真菌薬を膣内に入れるというものです。

ヘルペス外陰炎症

外陰部に軽い痒みや、米粒大の水泡が特徴です。出産間近に、ヘルペス外陰炎の症状が出ていれば、帝王切開をすすめられるケースもあるでしょう。治療は、抗ヘルペスウイルス薬を使用することになります。

異常に気付いたら早めに受診

オリモノの変化をいち早く知ることで、妊娠中のトラブルが未然に防げる事もあるでしょう。妊娠中には様々な細菌やウイルスの病気に感染するリスクが高まります。こうした疾患が出産を困難にしたり、赤ちゃんに影響を及ぼしたりするため、オリモノをしっかりチェックしましょうね。

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まとめ

  • 正常なオリモノは膣内を酸性にする働きがあるため、酸っぱいにおいがする。色は透明から白っぽい色で、サラサラした質感。
  • 妊娠中はオリモノの量が増加したり、質感が違う、色がクリーム色に変化することがある。
  • 妊娠中は抵抗力が弱まるため、感染症にかかる可能性も少なくない。異常に気付いたら早めに医療機関に受診を。
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