ワキ臭・ワキガ

ポリエステルを着た時の脇の臭いの原因と対策法

「ワキガの臭いが強くなってしまうのは体質が原因だから…」こう思ってあきらめている人も多いかもしれません。 しかし、普段から着る服選びを少し工夫することでワキガの臭いを抑えることができるかもしれません。 特にこれまでポリエステル製の服を着ていた方にはぜひこの先を読んでいただきたいです。

2017年01月25日更新

ニオイペディア編集部

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汗の臭いと洋服の素材

ポリエステル 脇 臭い
私達が普段から来ている服は、大きくわけると「天然素材」で作られているものと「化学繊維」で作られているものとの2種類に分けることができます。

天然素材の衣服の表面は毛羽立ちのようになっており、無数の隙間が存在します。
天然素材の服を着た場合、人がかいた汗はこの無数の隙間に吸収されます。しかし化学繊維の場合は表面がツルツルしており、天然繊維のように汗の吸収率が高くありません

汗の吸収率が悪いということは、それだけ服の内側が蒸れた状態になり、さらに服の繊維の表面にワキガの菌が付着して臭いを強く発する原因となってしまうのです。

また化学繊維の衣服は天然繊維の衣服と比べて、繊維の表面にワキガの菌が繁殖する原因でもあるたんぱく質や脂質が付着しやすく、そのうえ洗濯でも落ちにくいという欠点もあります。これも天然繊維の服に比べて、化学繊維の服の方がワキガの臭いが強くなってしまう理由のひとつです。

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ポリエステルはなぜ臭う?

ポリエステル 脇 臭い
上で天然繊維と化学繊維のワキガの臭いかたの違いについて紹介しましたが、ここまでくればなぜポリエステルの服がワキガの臭いを強くしてしまうのか、もうお分かりですね。ポリエステルは天然素材ではなく、化学繊維の服に分類されるからです。

ポリエステルの服といって最初に思い浮かぶのはユニクロなどで販売されているヒートテックやスポーツの際に着用するアンダーシャツです。こういった服はフィット感があって着心地もよくついつい多様してしまいがちです。

しかし上でも紹介したとおり、ワキガの人にとっては臭いを強くしてしまう原因にもなるためあまりおすすめできません。

化学繊維の衣服も着たい!ニオイ対策は?

制汗剤
服が原因でワキガの臭いが強くならないようにするための対策。それは化学繊維の服を着ないことです。しかし、「着たい!」と思った服がポリエステル製だからといって着るのを諦めてしまうのも悲しい話です。

もしどうしてもポリエステル製の服を着たいのであれば、次の対策をすることでワキガの臭いをある程度抑えることが可能です。

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対策1…下着を天然素材のものにする

化学繊維の服を着る場合に、肌に密着する下着だけでも天然素材の物にするとある程度ワキガの臭いを抑えることができます。

対策2…汗ワキパッドを使う

汗ワキパッドは脇で発生した汗を吸い取ってくれるうえに臭いが外にもれだすことを防いでくれるので、ワキガで悩む人にはおすすめのアイテムです。

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対策3…直塗りのデオドランド剤を使う

ワキガの人にとってデオドランド剤を使うのは当たり前の対策かもしれませんが、中にはスプレータイプを使っている人も多いかもしれません。

スプレータイプはシュッとひと吹きするだけなので手軽で便利ですが、特に男性の場合は脇毛が邪魔をしてしまいます。そのため、直塗りタイプのデオドランド剤を利用するようにましょう。

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対策4…こまめに汗をふく

これもワキガ対策としては当たり前のことですが、意識して汗をふきとって雑菌の繁殖を防ぐようにしましょう。特にヒートテックやアンダーシャツなどのピッタリとした服を着るときは、普段にもまして意識する必要があります。

対策5…服の殺菌をする

これは化学繊維の服を着ている場合の対策ではなく、脱いだ後の対策になります。化学繊維の服は上でも紹介したように、服についたワキガの原因となるたんぱく質や脂質が落ちづらいという欠点があります。

服にたんぱく質や脂質がついたままにしておくと、次にその服をきたときにすぐにワキガの臭いが発生してしまいます。これを防ぐために、次の方法で服を殺菌しましょう。

  1. 他の衣服と同じように洗濯をする
  2. 粉末の酸素系漂白剤を40度以上のお湯に溶かして、そこに1時間以上つけおきをする
  3. しっかりとすすいで天日干しをする

この方法で洗濯をすることで服にこびりついたたんぱく質や脂質をいつもよりしっかりと落とすことが可能です。服を着るたびにこの方法をとるのは面倒ですが、目安としては1ヶ月に1回ほどで大丈夫です。月に1回化学繊維の服をまとめて洗濯して殺菌する日を設けるといいでしょう。

化学繊維の代表格でもあるポリエステル製の服は、その性質上どうしてもワキガの臭いを強くしてしまいます。

最近ではポリエステル製の服でも吸水性に優れたものも開発されてはいますが、それでもまだ臭いは発生してしまいます。どうしてもポリエステル製の服を着たいのであれば、今回紹介した対策を実践してみてください。

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まとめ

  • 化学繊維の衣服は天然繊維の衣服と比べて、繊維の表面にワキガの菌が繁殖する原因でもあるたんぱく質や脂質が付着しやすく、そのうえ洗濯でも落ちにくいという欠点もある。
  • ポリエステルは天然素材ではなく、化学繊維の服に分類されるためワキガの人にはおすすめできない。
  • どうしてもポリエステル製の服を着たい場合は月に一度服の殺菌をする。
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